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posted:2017.12.24 from:広島県呉市 genre:活性化と創生
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年12月、牡蠣の生産量日本一の広島で、
呉市の小学校6年生などを対象に〈広島 牡蠣とり帳〉の配布が始まりました!
広島 牡蠣とり帳は、「牡蠣のほとんどは内臓だよ」
「室町時代には広島牡蠣の養殖が始まっていた」
「世界で四位。日本の牡蠣の生産量」などなど、
例文のすべてに「牡蠣」を用いた漢字ドリルをこなしながら、
牡蠣のことを学べる学習ドリル。
このドリルは2017年10月より「牡蠣で旅人をもてなすこと」をモットーに
観光プロモーション〈カンパイ!広島県 牡蠣ングダム〉を進めてきた広島県が、
子どもたちに「もっと牡蠣のことを知ってもらいたい」
「愛着をもってもらいたい」と制作しました。
イラストがユニークで、楽しみながら学べそう!
広島県が県民を対象に行った調査(※)によると、
「観光資源として自慢できる・誇りに思える」
と回答した人が約95%であったにも関わらず、
牡蠣という漢字を書けない人が約99%もいたのだそう。
※広島県内にて街頭調査を実施。「牡蠣」と正しく書けた人は、10〜50代男女508名のうち3名(0.6%)だった。
2018年1月9日(火)、呉市立の音戸(おんど)小学校では、
「牡蠣初め式(かきぞめしき)」と題した
漢字の書き取り成果を披露する機会も設けるとのこと。
今年の冬休み、呉市の6年生たちは
牡蠣という字を必死で練習することになりそうです。
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現在広島では、はしご酒のようにお店をまわる「広島はしご牡蠣」を展開しています。
これは、いろんな牡蠣料理をつまみながらお店をめぐる、広島ならではの食べ歩きスタイル。
地元の人も集うせんべろエリア〈横川商店街〉や
ちょい呑みにぴったりの大須賀町駅西地区(通称・エキニシ)をまわって、
「瀬戸内産牡蠣のムニエル香草バターソース」や「牡蠣入りの串揚げ」
「殻つき牡蠣の燻製」「スモーク牡蠣の広島レモン添え」などが楽しめます。
路面電車がお好きな方には、〈広島はしご牡蠣きっぷ〉がおすすめ。
路面電車を使って横川商店街を訪れると、オリジナルてぬぐいがもらえます。
また、これからの季節におすすめなのは、新鮮な牡蠣が食べられる〈オイスターロード〉。
冬〜春限定で、沿岸部の “牡蠣小屋” やレストランで
新鮮な牡蠣がとってもリーズナブルに楽しめるんです。
牡蠣小屋とは、沿岸部にある牡蠣を食べさせてくれるお店。
殻がついたままの牡蠣を、自分で焼いたり蒸したりして食べる
浜焼きスタイルで食べられるのが醍醐味です。広島のなかでも、
水揚げされたばかりの牡蠣を食べられる貴重なスポットなのだそう。
牡蠣小屋は、西は西区草津港から南区宇品海岸、呉市天応大浜、
三原市、尾道市、福山市の福山港にかけて7店あります。詳細はこちらから!
広島の牡蠣は、川から運ばれてきた豊かな栄養素と
瀬戸内海のきれいな海水に育てられたもの。
生産者さんたちは牡蠣の安全とおいしさを守るため、森の再生にも取り組んでいます。
室町時代から地域の人と自然に育くまれてきた広島の牡蠣。
ぜひ現地で味わってみたいですね!
information
牡蠣とり帳
発行元:広島県
ページ数:42ページ
制作数:5,000部
監修者:広島大学大学院 生物圏科学研究科 准教授 海野徹也
配布先:呉市立小学校全36校/江田島市立小学校、全7校の6年生ほか
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