日本海の強風が生んだまち並み。 「間垣の里」

竹の垣根でぐるりと囲まれた集落は、
異境の地に迷い込んだかのような不思議なまち並み。
城壁のようにも感じられる「間垣(まがき)の里」は、
輪島の西、上大沢町と大沢町の2か所に点在しています。

「間垣」とは、長さ約3メートルのニガ竹を隙間なく並べてつくった垣根のこと。
集落をぐるりと取り囲み、日本海の強風から家屋を守ります。

湿気や西日も軽減するため、冬は暖かく、夏は涼しいという効果も。

奥能登の興味深いまち並みは、厳しい自然と共存してきた先人たちの
生活の知恵がもたらしたものなのです。

土塀やブロック塀とは異なり、間垣には程良い隙間があるため、
強風が隙間を通り抜けていきます。
そのおかげで、間垣自体も強風による倒壊を防いでいるのです。

風よけの垣根は、日本海沿いの他県の集落でも見られますが、
板張りのものが多く、竹でつくられたものはとても珍しいそう。

自然の厳しさを受け入れ、共存していくための工夫がもたらしたこの景観は、
能登が世界農業遺産に認められた理由のひとつでもあるのです。

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石川県

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石川県は、日本海に面し、加賀百万石の歴史と文化、そして豊かな里山里海の風景が息づく土地です。海と山に育まれた自然の中に、城下町や温泉地、伝統工芸の産地など、多彩な景色が広がっています。古くから北前船の寄港地として人や文化が行き交い、多様な交流の中で独自の文化を育んできました。加賀と能登、それぞれ異なる風土と歴史が重なり合い、土地ごとに個性豊かな魅力が息づいています。

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