冷麺の名店「六盛」

別府冷麺の味をいまに伝える王道店。

昼どきになると行列ができる冷麺専門店。
順番待ちの紙に名前を書いた人たちが公園でくつろいでいる。
ようやく店内に入ると、親子連れや仕事の合間の食事など、
幅広い世代のお客さんが席を埋めていた。
かつて松原公園の近くにあった「大陸」という冷麺店。
当時、全国的には知られていなかった冷麺だが、
「大陸」の冷麺を食べた別府っ子はみんな大好きになったそう。
転勤などで別府の地を離れて行った人も、忘れられずにその店を訪れていたとか。

「六盛」の冷麺は、およそ40年前、
「大陸」で食べた味を再現しようと試行錯誤して作ったのだそうだ。
「どうしたら美味しくなるか常に考えるんですよ。
この冷麺を作るときも、醤油の配合だとか塩の塩梅、
いろいろ試してみたけど、やっぱりシンプルな味がいいね。
キャベツのキムチも酸味が効いてて、歯ごたえがいいでしょ? 
ほかんとこは豚のチャーシューやけど、ウチは牛の油っけがない所を使ってるんよ」
六盛の冷麺は、さっぱりとしているけれど奥深く、食べ進めるほどに後を引く。
昼の営業時間が終わる前にスープが切れてしまい、
閉店してしまうこともたびたびあるという。
息子さんが切り盛りしている北浜のお店は夜7時からの営業で、小盛りの冷麺が人気。

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石川県は、日本海に面し、加賀百万石の歴史と文化、そして豊かな里山里海の風景が息づく土地です。海と山に育まれた自然の中に、城下町や温泉地、伝統工芸の産地など、多彩な景色が広がっています。古くから北前船の寄港地として人や文化が行き交い、多様な交流の中で独自の文化を育んできました。加賀と能登、それぞれ異なる風土と歴史が重なり合い、土地ごとに個性豊かな魅力が息づいています。

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