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冷麺の名店「六盛」

おでかけコロカル|大分編

posted:2013.6.20   from:大分県別府市  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor's profile

BEPPU PROJECT

2005年に発足した、大分県別府市を拠点に活動するアートNPO。別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」の開催や、「国東半島アートプロジェクト2012」のディレクションのほか、現代美術の普及やアーティスト・イン・レジデンス事業などを展開。フリーマガジン「旅手帖 beppu」の発行や、アートやダンス、音楽、演劇など多彩なプログラムが開催される市民文化祭「ベップ・アート・マンス」の運営など、まちとアートをつなぐ活動を続ける。
http://www.beppuproject.com/

別府冷麺の味をいまに伝える王道店。

昼どきになると行列ができる冷麺専門店。
順番待ちの紙に名前を書いた人たちが公園でくつろいでいる。
ようやく店内に入ると、親子連れや仕事の合間の食事など、
幅広い世代のお客さんが席を埋めていた。
かつて松原公園の近くにあった「大陸」という冷麺店。
当時、全国的には知られていなかった冷麺だが、
「大陸」の冷麺を食べた別府っ子はみんな大好きになったそう。
転勤などで別府の地を離れて行った人も、忘れられずにその店を訪れていたとか。

「六盛」の冷麺は、およそ40年前、
「大陸」で食べた味を再現しようと試行錯誤して作ったのだそうだ。
「どうしたら美味しくなるか常に考えるんですよ。
この冷麺を作るときも、醤油の配合だとか塩の塩梅、
いろいろ試してみたけど、やっぱりシンプルな味がいいね。
キャベツのキムチも酸味が効いてて、歯ごたえがいいでしょ? 
ほかんとこは豚のチャーシューやけど、ウチは牛の油っけがない所を使ってるんよ」
六盛の冷麺は、さっぱりとしているけれど奥深く、食べ進めるほどに後を引く。
昼の営業時間が終わる前にスープが切れてしまい、
閉店してしまうこともたびたびあるという。
息子さんが切り盛りしている北浜のお店は夜7時からの営業で、小盛りの冷麺が人気。

information

map

手延べ冷麺専門店 六盛 松原店

住所 大分県別府市松原町7-17
TEL 0977-22-0445
営業時間 11:30 ~ 14:00、18:00 ~ 20:00(スープがなくなり次第終了)
水曜休

edit Oita エディット大分

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