びわこのほとり「vokko」で出会う、 北欧のすてき。

「湖岸にある素敵なお店」といえば湖東の人ならピンとくるであろう場所。
少し奥まったところに建物が立っているので、道からはなかなかわからない。
なので1度は通り過ぎる人も多いそう。そんなところも含めていいなぁと思える。
湖岸側の小道には看板がちょこんと置かれていて、
こんなの散歩の途中に見つけてしまったら、うれしくて仕方ないだろうなぁといつも思う。

vokkoにある雑貨は、店主・巽さんご夫婦が北欧で買い付けてきたもの。
だからこそ、ひとつ一つに愛情があり、特に思い入れのあるものは、
売れそうになったらちょっとどきどきすることもあるそう。
買い付けでは、古道具屋さんやリサイクルショップ、蚤の市などへ行く。
王道よりもちょっとはずれてるものが好き。
ちょっとマイナーなものを扱いたいと、色眼鏡でものを見ないようにしているのだそう。
なので、お店のおっちゃんやおばちゃんに「これ買うの?」と笑われることも。
汚れたものでも磨いたら素敵に化けるものもある。

「あのかごは、アンティークショップでどろどろやって。
中にアーミーグッズの兵隊がいっぱい入ってた。
でもきれいにしたら、やっぱええなぁって」

話を聞いていると、買い付けについて行きたくなる。
そんな北欧での話を聞けるのも楽しみ。
旦那さんはジャンクで色のあるもの、奥さんは小さくてシックなものを買ってしまうそう。
そんなお二人の感性が合わさって、vokkoならではの北欧のすてきなものが並んでいる。

雑貨屋をしたいと思っていた奥さんと、カフェをしたいと思っていた旦那さん。
そのどちらもが形になり、北欧雑貨やアンティークを扱い、
奥でFika(スウェーデン語で茶の時間)をすることに。
琵琶湖が見えるソファ席は、何時間でもいたくなる特等席。
お天気の良い日は窓も開いていて、風がとても気持ちいい。
お二人も、「朝ごはんをここで食べるのが贅沢な時間」とおっしゃるほど。
窓から見える木は榎と栴檀で、6月頃からは栴檀の薄紫の花が咲いてとってもきれい。
夏には外席もあるので、季節によって楽しみ方がいろいろある。

ケーキは奥さんの手作り。
朝、ケーキを焼いているとお隣のわんちゃん・ジュニも
おいしそうなにおいにつられてやって来る。
コーヒーは旦那さんがじっくりいれてくれる。
紅茶はスウェーデンのもの。名前もそのまま訳したもので、とても良い薫り。

vokkoで過ごす、心地よい贅沢な時間。
ひとりで、誰かと、これからもずっと通いたい。そんなお店です。