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徹底した地産地消!
極上の蓼科フレンチ!
「オーベルジュ エスポワール」

おでかけコロカル|長野編

posted:2013.3.7   from:長野県茅野市北山蓼科  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor's profile

Channel

チャンネル編集部

グラフィックデザイナーの青木圭さんと、編集・ライターの島田浩美さんのふたりで、2011年7月に長野市南県町に小さな本屋「ch.books(チャンネルブックス)」をオープン。「チャンネル」は、そのch.booksの2階を編集部に、隔月で発行されているフリーペーパー。「願わくば誰かの人生のヒントに。刺激に。」そんな目線で、自分たちの価値観や直観を軸に、チャンネルとch.booksは運営されている。ちなみにチャンネルの由来は、仕事で徹夜が続いた中での仲間同士の会話から。「ちゃんと寝る」。
http://chan-nel.jp/
ch.books

オーベルジュとは宿泊施設を備えたフランス発祥のレストランのこと。
「レストランで土地の食材と地酒を堪能し、食後は併設の客室に泊まる」という、
美食大国フランスならではのグルメ旅を満喫できるのがこのお店です。

使用する食材は、
シェフ自らの目で厳選。

このオーベルジュで味わえるのは「土地の食材」。地産地消がキーワードです。
しかしながら、エスポワールのオーナー藤木徳彦シェフによると、
「残念なことに日本には地産地消を徹底しているオーベルジュは少ない」とのこと。
「地産地消と言っても、ただ地元食材を使えば良いというわけではないんです。
例えば、直売所で売られる野菜が実際にどこで採れ、
どれだけ農薬が使われてるかわからないでしょう?」

農作業や収穫の経験が、
食材や生産者への愛につながる。

そのため、シェフが使う食材は、実際に生産場所まで足を運んで目で確かめ、
生産者と話をして仕入れたもののみだそう。
ときには、シェフだけでなくスタッフ全員で農作業や収穫を行い、
生産の大変さを知る機会を作るのだとか。
そうすることで、食材のロスは少なくなり、お客様との会話に深みも増したと言います。
「レシピは生産現場にいると自然に思い浮かぶ」とワクワクと話す様子に、
こちらまで心躍る気分になります。

血や骨までも楽しめる。
期間限定の信州ジビエ。

エスポワールで使う地元食材は、
ほかにも山菜やきのこ、チーズ、ワインなど多彩ですが、
特に特徴的でおすすめなのは本格的「信州ジビエ」。

毎年11月15日から2月15日は狩猟解禁となり、
季節限定の特別な味覚を楽しみに訪れる遠方の客も多いそうです。

通常は捨てられる血や骨までソースにして、尊い命に感謝を込めて調理する。
まさに地産地消の極み!
生産者と食材への深い愛情を感じるシェフが繰り出す料理の数々を味わうこと自体が、
長野への旅行の目的になってしまいそう。

information

map

オーベルジュ エスポワール

住所:長野県茅野市北山蓼科中央高原

TEL:0266-67-4250

営業時間:ランチ 12:00 〜 14:00 LO ディナー 18:00 〜 20:00 LO

定休日:木曜・月1回水曜休(8月無休 3月第3、4週休業)

料金:1泊朝食付8715円~(宿泊プランにより異なります)

※宿泊料金はこちらをご参照ください。

Web:http://www.auberge-espoir.com/

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