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民宿発祥の地で生まれ変わった
新民宿「はばうえ」

おでかけコロカル|長野編

posted:2013.3.7   from:長野県白馬村  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor's profile

Channel

チャンネル編集部

グラフィックデザイナーの青木圭さんと、編集・ライターの島田浩美さんのふたりで、2011年7月に長野市南県町に小さな本屋「ch.books(チャンネルブックス)」をオープン。「チャンネル」は、そのch.booksの2階を編集部に、隔月で発行されているフリーペーパー。「願わくば誰かの人生のヒントに。刺激に。」そんな目線で、自分たちの価値観や直観を軸に、チャンネルとch.booksは運営されている。ちなみにチャンネルの由来は、仕事で徹夜が続いた中での仲間同士の会話から。「ちゃんと寝る」。
http://chan-nel.jp/
ch.books

白馬村観光局を中心に生まれ変わった「新民宿」は、
今までの民宿とは少し様子が違います。
そもそも民宿とは、経営者家族と宿泊客はひとつ屋根の下で寝起きし、
寝室以外は全て共用のため、家族の温かみが感じられる反面、
いささか生活感が色濃いので、宿泊するには少し不便さを感じることも……。

長い歴史で築かれた文化を、
おもてなしの目線で新しく。

そこで「新民宿」では、まず家族空間と客室を分け、
共有部分はシンプルにしつらえ、家庭的な雰囲気を薄め、
料理は地元で採れた旬の食材で美しく盛りつけます。
その他にも、調度は天然素材で温かみのあるものに変えたり、
チェックイン・アウト時間に余裕を持つなど個人客への気遣いがたっぷり。
以前よりも「おもてなし」を大切に考えたのだそうです。
こう書くと「そんなの当然」と感じるかもしれませんが、
白馬民宿の長い歴史で築かれた文化を変えるのは決して容易ではありません。

清潔感を考慮したリニューアルで、
宿泊客の満足度もアップ。

「はばうえ」を経営するのは、宮田公江さん&康子さん母娘。
康子さんが10歳の時に両親が民宿を始めたそうですが、たとえば、
「今までのお客様から頂いたお土産を壁に飾っていたのですが、
それを片付けるのはなんだか申し訳ない気がして……」など、
とまどいも少なくなかったそう。

外観は従来の民宿のままに、食卓からは畑が見えるように、
部屋はノイズをなくして清潔感があふれるしつらえに変えたことで、
「冬はスキーがあっても、夏は目玉がなく引け目を感じていたのですが、
居心地を優先する今はお客様が満足しているのがわかります」とのこと。

もちろん従来の民宿にも良さはありますが、
宿の選択肢と民宿の可能性を広げつつある「新民宿」、
長野旅行の宿泊先として、ぜひおすすめしたい! と思います。

information

map

白馬新民宿 はばうえ

住所:長野県北安曇郡白馬村北城11236

TEL:0261-72-2531

料金:1泊2食付8500円、1泊朝食付6000円、素泊まり5000円

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