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posted:2017.1.8 from:東京都 genre:食・グルメ
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
日常的に親しんでいる「和食」という文化。
しかしその和食とはなんなのか、いつどうやって生まれてきたのか、
その答えを知っている人は多くはいません。
ご飯とお味噌汁のように、料理を和食と言うこともあれば、
元旦におせちを食べる習慣や、「いただきます」という言葉…
和食の世界はとても広いもの。
そんな和食をテーマにした、レストラン型エキシビジョン
『食神さまの不思議なレストラン』展が開催されます。
プロジェクションマッピングなどを駆使したデジタルアートによって、
和食の魅力を再発見する注目のエキシビションです。
中東久人さん(野草一味庵「美山荘」)、
スペシャルゲストの村田吉弘さん(京料理・懐石料理「菊乃井」)、
ジョエル・ロブションさんらが監修する和食を、
実際に味わえるのが画期的なところ。
今回演出を手がけるのはカナダの
マルチメディア・エンターテイメント・スタジオ、〈モーメントファクトリー〉。
これまでにマドンナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、
海外一流アーティストの演出や、スペインのサグラダ・ファミリアの
プロジェクション・マッピングなどを手掛けました。
世界的な知名度を誇る、デジタルアート集団です。
会場では、四季と自然が育む米や食材をモチーフにした
プロジェクション・マッピングや、
シノグラフィー(光と音の舞台装置)を使って、
日本人が知らなかった、和食の世界を表現します。
稲から米へ、米から和食へと変化していく過程を光で表現し、
普段目にする事ができないマクロとミクロの神秘的で不思議な世界を、
視覚、聴覚、嗅覚、触覚で感じるというのがテーマ。
ストーリーは古事記をエッセンスにしており、
来場者は五穀豊穣の神様の使いであるキツネに化かされて、
神々の住む森へと迷いこみ、神様のレストランを目指すというもの。
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映像などで和食の魅力に触れた後、お客さん全員に振舞われるのは、
京都・花背にある美山荘・中東久人さん特製の〈神様のおいなり〉さん。
山と自然に囲まれた美山荘。米の配分や大きさから、水、
お揚げの元となる豆腐、中の具まで、何度も試行錯誤を繰り返したお稲荷さん。
レストランでは、中東さん、村田さん、
ジョエル・ロブションさんら、一流の料理人が監修する和食と、
和のテイストを感じるフレンチを実際に味わうことができます。
金融のまち、日本橋兜町・茅場町を舞台に行われる、
これまでにない試みをお見逃しなく。
information
見て食べる体験型デジタルアート『食神さまの不思議なレストラン』展
会場:日本橋茅場町 特設会場
価格:大人(高校生以上)1,800円 子ども(3歳以上~中学生以下)800円 ※“神様のおいなり”付チケット
会期:2017年1月28日(土)~2017年5月21日(日)
Web:公式サイト
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