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posted:2016.3.28 from:兵庫県神戸市 genre:活性化と創生
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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
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Supported by 神戸市
神戸市灘区の水道筋は、8つの商店街と4つの市場が東西に連なるまち。
長さ450メートルものアーケードの下には昔ながらのお店が連なり、
今日も活気づいています。
こちらでは、商店街のみなさんがあの手この手でまちを盛り上げているのだそう。
そのひとつが、水道筋のテーマソング『汗かきえびす音頭』。
この歌には、振付まであるんです。
振付けビデオのなかで踊っているのは、松本亜実さん。
松本さんは高校のダンス部に所属しており、
この振付を踊れるのは松本さんしかいない、と抜擢されたそうです。
歌に出てくる“汗かきえびす”というのは、
水道筋3丁目の交番前にまつられているえびす神のこと。
商店街のみなさんからは親しみを込めて“えべっさん”と呼ばれています。
こちらのえびすさま、なぜか汗をかきながらアメフトのユニフォームを着ているのですが、
日本三大えびす神社のひとつ、西宮神社から分祠された由緒正しいえびす神なのだそう。
2003年に、アメリカンフットボールの拠点が西宮から
灘区の王子スタジアムへ移転した際にまつられたのだとか。
同年からは、たくましいアメフト選手たちが屋台に立つ
〈春のアメフトまつり〉も始まりました。
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“水道筋を歩くと、いつもどこかでイベントに会う”と
いわれるほどイベントが多い水道筋商店街。
毎月10日に開催される〈えびすまつり〉、
毎月第3日曜日に開催される〈水道筋つまみ食いツアー〉、
毎年夏に開催される〈水道筋夜店大通り〉、
アメフト選手たちが活躍する〈春のアメフトまつり〉などなど、
小さなイベントから大きなイベントまで、
一年中さまざまな催しが行われています。
ユニークなのは“昭和40年代の商店街の混雑っぷりを体感する”という
コンセプトのもとに行われた〈商店主リレーツアー〉。
高度経済成長期のころは現在のように大型スーパーもなく、
買い物をするところといえば、商店街や市場でした。
かつての水道筋も連日買い物客でにぎわい、
時間帯によっては、すれ違うのも難しいほど混雑していたのだとか。
そんな古きよき時代の“人ごみ”を体感しようというのが、このイベント!
買い物客でにぎわう年末に、選ばれし商店主10名が
リレー形式で水道筋界隈を案内し、大好評だったそうです。
水道筋は、大正時代に西宮から神戸に水道管が通され、
その上に道ができ、発展してきたまちなのだとか。
アーケードには今でも大正時代から続く家屋が残り、
ここそこに古き良き時代の文化を見つけることができます。
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