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posted:2014.8.10 from:神奈川県横浜市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
今年、ヨコハマ・トリエンナーレでにぎわう横浜に
もう一つのトリエンナーレが誕生しました。
その名も「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」。
障がい者と多様な分野のプロフェッショナルの出会いから生まれた
現代アートの国際展です。
8月1日(金)〜11月3日(月・祝)まで、
ヨコハマ・トリエンナーレと並行して開催されます。
主催は、横浜ランデヴープロジェクトとSLOW LABEL。
横浜ランデヴープロジェクトは、
2009年に障がい者施設とアーティストによる
新しいものづくりを試みる実験事業を立ち上げ、
SLOW LABELは2011年にスローな手法で
1点もののモノづくりを行う手づくり雑貨ブランドをスタート。
そして横浜トリエンナーレが開催される今年、
“アートの力で多様な人々の出会いと協働の機会を創出し、
誰もが参加できるフェスティバル”を、という思いから
「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」を開催します。
第1回目のテーマは、「first contact –はじめてに出会える場所-」。
会場の象の鼻テラスを舞台に、
これまで出会うことのなかった人々が出会い
ともに試行錯誤しながら、さまざまなプログラムを展開します。
パラトリエンナーレには、展示、パフォーマンス、展示の3つの柱があります。
展示プログラムでは、
現代芸術活動チーム 目【め】による自閉症の世界に
インスパイアされた作品「世界に溶ける:リサーチドキュメント」や、
メディアアーティストの真鍋大度+石橋素+照岡正樹+堤修一と
聴覚障害のダンサー SOUL FAMILYによる
コラボレーション作品「music for the deaf」などを展示。
そのほか、ファッションブランドのアンリアレイジ、
アーティストの岩崎貴宏、ミハイル・カリキス(9月中旬〜)などの作品が見られます。
パフォーマンスには、
ベルギー・エスパスカタストロフ総合アートディレクターのカトリーヌ・マジや、
カンドゥーコ・ダンス・カンパニー共同芸術ディレクターのペドロ・マシャドを
はじめとするディレクターやダンサーが参加。
プロジェクトでは、井上唯 × SLOW FACTORY、
ダイアログ・イン・ザ・ダーク × 三角みづ紀などによる
プログラムが予定されています。
「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が目ざしているのは、
誰もが参加できるフェスティバル。
プロのサーカスアーティストやミュージシャンと一緒に
パレードを行う「パラトリパレード2014」や
カトリーヌ・マジさんによる「サーカスワークショップ」など、
さまざまな参加型プログラムが用意されています。
象の鼻テラスの前には港や海が広がり、ロケーションも抜群!
ぜひ五感を総動員させて、新しいアートにふれてみてください。
・ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014
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