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posted:2019.11.14 from:神奈川県横須賀市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
12月1日(日)まで、東京湾に浮かぶ無人島、猿島にて
アートプログラム〈Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島〉を開催中です。
これは、都市生活のなかで忘れかけている感覚を
暗闇のなかで取り戻す試み。
周囲1.7キロの島を舞台にさまざまなアートプログラムが展開します。
こちらが、昼間の猿島の様子。
それが夜になると、こんなに幻想的な風景に変わります。
子どもの頃憧れていた、無人島探検を思い出すロケーション!
猿島へのトリップは、横須賀の三笠桟橋から始まります。
そこからフェリーに乗って、約10分。
猿島に着くと、周囲は真っ暗。
そこからはグループに分けられ、懐中電灯をたよりに島を巡ります。
スマートフォンは禁止。それまで馴染んでいた
感覚やテクノロジーと隔てられ、猿島の自然と対峙することになります。
こちらは『ファスナーの船』『空気の人』などの作品で知られるアーティスト、
鈴木康広さんによる作品『遊具の透視法』。
スクリーンに見立てた回転する遊具に映像が投影され、
昼間遊んでいた子どもたちの姿が浮かびあがります。
自然のなかで鑑賞すると、迫力もひとしお。
ヴィト・アコンチ、オノ・ヨーコなどのアーティストと
コラボレーションを行ってきたクリエイティブユニット、ワイルドドッグスは
トンネルのなかをはじめ、フェリーや島内各所に作品を展示。
そのほかにも、多数の作品と出会えます。
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作品だけではありません。土日は島内のオーシャンズキッチンで
〈横須賀カレー〉や〈島チャウダー〉などの軽食も用意されています。
本イベントのプロデューサーである〈株式会社ライゾマティクス〉代表の
齋藤精一さんは次のように語っています。
「人工的につくってしまった感覚を取り払い、
テクノロジーや時間を取り払い、猿島やそこに有る自然の文脈を、
そしてその文脈を感じるために自分自身と向き合うような
作品や体験を置くことで、我々が失ってしまった
“感覚”をもう一度取り戻す試みを行います」
都心にほど近い猿島ですが、一歩島内に足を踏み入れると、
弥生時代の生活がうかがえる洞穴や、
明治時代初期から築かれた砲台跡などが残されています。
この機会に、ぜひ訪れてみたいですね。
本イベントのチケットはウェブサイトにて発売中。(島内での販売はありません)
こちらから希望の日程を選び、事前にご購入ください。
既に販売終了をなっている日時もありますので、お出かけの方はお急ぎを。
ゆっくり巡るなら、平日の夜がおすすめです。
また、防寒対策も忘れずに。歩きやすい靴でお出かけください。
information
SENSE ISLAND -感覚の島- 暗闇の美術島
開催期間:2019年11月3日(土)〜12月1日(日)
開催場所:猿島公園
住所:神奈川県横須賀市猿島1
電話:03-3406-0188
開場時間:17
休業日:月、火、水
入場料:一般3,500円/横須賀市民 大人1,850円 ※乗船料込
アクセス:京浜急行線「横須賀中央」駅下車、徒歩(約15分)又はタクシー(約5分)で三笠桟橋へ。フェリー乗船にて猿島へ
プロデューサー:齋藤精一(株式会社ライゾマティクス代表取締役)
アドバイザー:中野仁嗣(公益財団法人神奈川芸術文化財団学芸員/公芸術資源マネジメント研究所理事・研究員)
キュレーター:林曉甫(NPO法人インビジブル 理事長/マネージング・ディレクター)、高橋龍(音楽キュレーター・プロデューサー)、原瑠璃彦(日本学術振興会特別研究員)
主催:横須賀都市魅力創造発進実行委員会
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