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posted:2018.10.21 from:宮崎県小林市 genre:活性化と創生
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
人口4万6千人あまりの宮崎県小林市が、
移住・定住政策などの一環として、新たな試みを始めました!
プレーヤーが市長となり、自分の理想のまちを作り上げていく
スマホゲーム〈シムシティ ビルドイット〉とのコラボプロジェクトです。
〈シムシティ〉といえば、ゲームファンにはお馴染みのタイトル。
今回のプロジェクトは、小林市に「シムシティ課」を設置。
ゲーム内に、小林市の街を再現しました。
それを箱庭に理想の未来像を議論する、市長公認の新しい課です。
「シムシティ課」は、宮崎県立小林秀峰高校の生徒に〈シムシティ ビルドイット〉で、
まちづくりのシミュレーションを体験してもらい、
若い世代に、まちづくりを親しみやすい形式で考えてもらおうとするバーチャル組織。
〈シムシティ ビルドイット〉を教材に活用した正規の学習プログラムとして、
総合学習の時間を活用して行われ、高校生と市役所職員らによって運営されます。
「シムシティ課」の期間は約3ヶ月。生徒が理想とするまちの創造と、
それに伴い発生してくるであろう課題の検証や解決方法の模索を通して、
まちづくりに参加することに面白さや意義を学んでいく、
ワークショップ形式の授業です。
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ワークショップには、市職員や、第一線で活躍するクリエイティブプランナーや
コピーライター、デザイナーなども登場。トータルで理想のまちをデザインしていきます。
小林市の宮原義久市長は、
「ゲームを通してまちづくりを考えるという、
これまでにあまり例を見ない地方創生の取り組みにより、
若い世代に自分が住むまちをもう一度見直してもらい、
まちづくりに興味を持ってもらう。そんな過程から、
次代の小林市を創造していく人材が育っていくことを期待しています」
とコメント。
いままでは書類上ばかりで考えていたために、
分かりにくく、イメージしづらかったまちづくりですが、
ゲームを通してなら身近なものになるかも?
今後、「シムシティ課」では、高校生が考えた理想の小林市像の発表や、
コンテストを展開する予定だそう。詳細は、公式サイトにて。
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