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posted:2018.9.5 from:青森県十和田市 genre:エンタメ・お楽しみ
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writer profile
Chihiro Kurimoto
栗本千尋
くりもと・ちひろ●青森県八戸市出身。旅行会社勤務→編集プロダクション→映像会社のOLを経て2011年よりフリーライターに。主な執筆媒体はマガジンハウス『BRUTUS』『CasaBRUTUS』『Hanako』など。2020年にUターンしました。Twitter
馬の頭の形をしたオブジェ“ウマジン”をご存知でしょうか。
青森県十和田市で生まれたコミュニケーションツールです。
2012年から2015年までは、秋まつりの一イベントとして
ウマジンをかぶって街なかを練り歩く『ウマジンパレード』が行われました。
そして、今年なんと3年ぶりの復活が決定。
今週末、9月8日(土)は十和田に集合です!
ウマジンとは、十和田市在住のイラストレーター
安斉将さんが手がけた馬の頭型のオブジェ。
段ボールやプラスチック製があり、高さ84cm。
大人の頭から鎖骨のあたりまでが覆われる設計になっています。
雑誌や広告など、東京を拠点に活躍していたイラストレーター
安斉将さんは、2010年に青森県十和田市へ移住。
2012年に、十和田青年会議所から
十和田市秋まつりのキャラクターデザインを依頼されたことが
ウマジン誕生のきっかけとなりました。
もともと十和田市は馬の産地で、
県の無形民俗文化財にも登録されている『南部駒踊』では、
馬の駒を模した衣装を身につけます。
そんな、十和田市民が慣れ親しんだ馬を、現代風に昇華したのがウマジンなのです。
2014年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。
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2012年から2015年までは、
安斉さんをはじめとする有志のメンバーで構成される〈安斉研究所〉と、
青年会議所が一丸となってウマジンパレードが開催されました。
2014年からは、東京を拠点に活動している十和田市出身のダンサー、
後藤かおりさんが振り付けしたダンスをみんなで踊るなど
盛り上がりを見せたといいます。
その後、青年会議所の手を離れ、パレードが行われない年が続きました。
しかしながらウマジンは、地域に興味を持つきっかけとなり、
コミュニケーション不足を解決するために有効なツールだと再認識。
そこで、ウマジンの原点である、秋まつりでの
ウマジンパレードを復活させることになりました。
持続可能な取り組みにするためには資金調達が不可欠ということもあり、
〈十和田ウマジン〉という団体を立ち上げ、今回は同団体が主催。
〈安斉研究所〉からウマジンを購入し、参加者へ販売します。
さらに研究所メンバーのダンサー、後藤かおりさんに
振り付けを依頼するという形で運営するイベントです。
かぶればみんなが笑顔になり、一体感と絆が生まれます。
世代や国境を超えた共通言語のような、
魔法のようなコミュニケーションツール、ウマジン。
あなたもパレードに参加して、友達100人、作ってみては?
information
ウマジンパレード2018 in 十和田市秋まつり
開催日程:9月8日(土)13:00〜18:00
参加料:大人1,000円 高校生以下500円
※パレード復活記念で今回は特別にマイウマジンを持参した方は参加料が無料
申し込みについては下記のいずれかから
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