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posted:2018.2.4 from:兵庫県姫路市 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Nakayama
中山カナエ
なかやま・かなえ●晴れの国・岡山県出身。日本全国の「いっておいでよ!」といいたくなる場所を取り上げ続けていたところ、東京での会社員生活に突如終止符をうち、関西へ引っ越すことに。大好物のアジフライはソース派なフリーライター。
姫路で地元に根づいて和洋菓子をつくっている
宝橘(ほうきつ)の〈四喜満堂 しきもなか〉。
包み紙のままでも、最中の皮の香ばしくておいしい香りがふわっと漂ってきます。
宝橘は姫路市の南東部、灘のけんか祭りで有名な姫路市白浜町に本店があり、
代表商品には播州ゆかりの戦国武将、黒田官兵衛にちなんだお菓子も。
そのなかでも、〈四喜満堂〉は地元の銘菓として
手土産にも重宝されている一品なんだそうです。
そんな地元の人が贈り物に選ぶお菓子、注目すべきは名前の由来でした。
四喜満堂には「四つの喜びが家に満ち溢れる」という意味が込められていて、
一.家がますます繁栄する喜び、
二.家族一人一人の願い事が叶う喜び、
三.家族全員が無事息災でいる喜び、
四.なにか悲しいことや困難なことに出会ってもその禍が転じて福となる喜び
--を願った縁起の良い名前なんです。
お祝いごとの手土産にされることが多いそうです。
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見た目は正方形で厚みがあり、
手のひらいっぱいになるほど大きく、ずっしりとした重さ。
手にとってすぐに「お、これは並みの最中じゃないな」と気づかされるほど、
皮のいい香りに驚かされます。
材料にもこだわっているそうで、
サクサクっとした厚めの皮は佐賀のこだわりのお米。
なかには、北海道産の大納言小豆でつくられたつぶあんがたっぷりと詰めこまれており、
食べ進めていくと、やわらかく真っ白なお餅がひょっこり顔を出します。
子どものころ、お餅といえば、かじりついて引き伸ばすと
ビヨーンと伸びるあのシーンに憧れたものですが、
この餡のなかのお餅はまさにその夢を
実現することができるほど、柔らかくて伸びがよい!
四喜満堂はひとつ160円。
四つの喜びを願いながら、渋めのお茶と一緒にどうぞ。
information
播磨のこころ菓 宝橘
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