波佐見焼の伝統を背景に、日常の器をつくり続ける〈マルヒロ〉
長崎県波佐見町に本社を構える陶磁器メーカー〈マルヒロ〉。1957年創業の同社は、波佐見焼の伝統を背景にしながら、陶磁器ブランド〈HASAMI〉や〈BARBAR〉などを展開し、日常の道具としての器づくりを続けている。近年はものづくりにとどまらず、町に開かれた空間づくりにも取り組んでいる。
芝生広場とショップが共存する私設公園
その代表的な場所が、私設公園「HIROPPA(ヒロッパ)」。芝生広場や遊具、ショップ、コーヒースタンドなどが一体となった空間で、子どもから大人まで自由に過ごせる場所として親しまれている。園内にはアート作品やユニークな遊具も点在し、自然の中で遊びながら波佐見焼のブランド〈HASAMI〉をはじめとしたプロダクトやカルチャーにも触れることができる。
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〈マルヒロ〉とゆかりのあるアーティストによる作品や遊具が点在する「HIROPPA」。Photo by Kenta Hasegawa
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車椅子やベビーカーでも公園を一周できるバリアフリー設計の園内通路。Photo by Kenta Hasegawa
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アーティストがデザインした遊具や芝生広場で自由に遊べるプレイエリア。Photo by Kenta Hasegawa
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波佐見焼ブランド〈HASAMI〉や〈BARBAR〉などが並ぶ直営ショップ。Photo by yusuke nakamura
「HIROPPA(ヒロッパ)」から徒歩1~2分の場所には、〈マルヒロ〉のヘッドオフィスである「KOUBA(コウバ)」も。「マルヒロストア」以外の全てのスタッフがここを拠点に働いており、商品の企画や出荷などの業務が行われている。倉庫建築を活かした空間は、正面ホールをイベントスペースとして活用するなど、会社と地域が交わる場所としても使われている。
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陶器市の会場ともなるイベントホール。社屋の20%を占める1階と2階をつなぐ大きな吹き抜けは、明るく心地よい空間。Photo by yasuhiro takagi
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マルヒロの企画や出荷などの業務が行われるヘッドオフィス。オフィス空間はほぼ全ての内装に国産の無垢スギ板を使用。Photo by yasuhiro takagi
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商品を梱包・出荷するためのパッキングエリア。焼き物が主役になるように目に入る内装・什器ともに落ち着いた雰囲気で統一。Photo by yasuhiro takagi
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波佐見の風景になじむスレート張りの外観を持つ「KOUBA」。Photo by yasuhiro takagi
また、「HIROPPA」からほど近い場所になる「OUCHI(オウチ)」は、イベントや展示、食にまつわる企画などが行われる多目的スペース。期間限定のフード企画やワークショップも開かれ、地域の人や訪れる人が自然に集まる場所となっている。公園とゆるやかにつながりながら、日常の延長にある文化や交流が生まれている。
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築86年の日本家屋をリノベーションした多目的空間「OUCHI」。Photo by Kenta Hasegawa
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ポップアップストアや展示、飲食イベントなどが開かれる1階スペース。Photo by Kenta Hasegawa
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「OUCHI」はアーティスト・イン・レジデンスの機能を備えている。Photo by Kenta Hasegawa
焼き物の町として知られる波佐見に生まれたカルチャーの拠点。器づくりとともに育まれてきた町の風景を感じながら、ゆっくり訪れてみたくなる場所だ。「HIROPPA」や「KOUBA」とともに、ものづくりと町の風景をつなぐ存在となっている。
「HIROPPA」
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷682|地図TEL:0956-37-8666Mail:shop@hasamiyaki.jp
「KOUBA」
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷704-1|地図※KOUBAはイベント時のみ開放
OUCHI
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷714|地図Mail:maruhiro-rentalspace@hasamiyaki.jp※7月~9月はかき氷営業のためレンタル要相談※OUCHIはイベント時のみ開放