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posted:2016.8.16 from:愛知県岡崎市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
ただいま開催中の〈あいちトリエンナーレ2016〉では、
アートプロジェクト以外にも、
地域と連携したユニークなプロジェクトが多数行われています。
本日ご紹介するのは、岡崎エリア・康生会場のビジターセンターに週末登場する、
ウェルカムミソスープを振る舞う〈8830 MISO OASIS〉。
今回のトリエンナーレのテーマ「虹のキャラヴァンサライ」に
ちなんで作られた、岡崎発祥の八丁味噌など、
岡崎の味噌を使ったミソスープが振舞われるスタンドです。
アート行脚の疲れをほっこりと癒やす、おいしいお味噌汁を無料で提供してくれます。
〈8830 MISO OASIS〉は、東京を拠点に活動するクリエーティブチーム〈大晦日〉と、
味噌のまち・岡崎のコラボレーションによって生まれたユニット
〈8830 MISO〉によるプロジェクト。
※大晦日について、詳しくはこちら
このコラボが始まったきっかけは、岡崎に住む天野めぐみさんが、
大晦日がアート・インスタレーションとして行っていた
ミソスープスタンド〈LOVE ME AND MISO SOUP.〉の活動を知り、「岡崎に呼びたい!」と、
クラウドファウンディングで招聘したこと。
米(八十八)と味噌(三十)から8830と名付け、
岡崎から八丁味噌を世界へ発信し、日本の食文化・伝統について考える
ミソスープユニット〈8830 MISO〉が誕生しました。
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スタンドでは、岡崎で作られている“八丁味噌”を、
天野めぐみさんら、地元・岡崎の8830 MISOのメンバーが一杯づつ丁寧に
ハンドドリップしてくれます。
だしと味噌のうまみがきいた、おいしいスープ。
カフェインが苦手な人やお子様でも抵抗なく飲めるのが、
ミソスープのいいところ。
大晦日のやまもとまなさんに、八丁味噌のおいしいポイントをお伺いしたところ、
「八丁味噌は見た目に反して塩分が控えめです。
旨みが豊富な八丁味噌のミソスープはホットでも風味が飛びにくく、
少量でも満足感を得られるんです。
また、岡崎の味噌メーカー〈マルサン〉の麦味噌を使った、
暑い日にぴったりのアイスミソスープも限定で振る舞います」
とのコメントを頂きました。
もともと〈LOVE ME AND MISO SOUP.〉は、大晦日が
“コーヒーカップの中身を別のものに変える”という
アート活動の一環として始めたアートプロジェクト。
会期中には、岡崎エリアや名古屋、豊橋でもLOVE ME AND MISO SOUP.が
ミソスープスタンドを開くイベントを予定とのこと。
ミソスープカルチャーにおけるサードウェーブ、
是非愛知で体験してみてはいかがでしょうか?
information
8830 MISO OASIS
住所:愛知県岡崎市康生通西2丁目20-2 岡崎シビコ
会場:愛知県岡崎市 康生会場 岡崎シビコ1F
会期:2016年8月11日〜10月23日の土・日
時間:10:00〜当日分なくなり次第終了
Web:あいちトリエンナーレ2016
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