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News 石巻に「コミかめ」がオープン

TOHOKU2020
vol.004

posted:2012.4.19   from:宮城県石巻市  genre:活性化と創生

〈 この連載・企画は… 〉  2011年3月11日の東日本大震災によって見舞われた東北地方の被害からの復興は、まだ時間を要します。
東北の人々の取り組みや、全国で起きている支援の動きを、コロカルでは長期にわたり、お伝えしていきます。

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コロカル編集部

70年代の雑誌を見に行こう!

TOHOKU2020 #002でお知らせした、
石巻の新しい支援と情報発信の拠点となるコミュニティカフェ・かめ七、
通称「コミかめ」がオープンしました。
石巻商店街の老舗呉服店「かめ七」は、
もともと地域の方が大勢集まるコミュニティ機能を持ったお店でしたが、
災害直後も奇跡的にインターネットが繋がっていたこともあって、
多くのボランティアたちもここに集まり、支援活動の拠点となっていました。
震災直後は、店舗の再開も断念していた、と語るご主人の米倉さんですが、
ご夫妻の人柄に惹かれて集まってくる大勢のボランティアにも支えられて、
昨年秋にお店を再開されました。
そのかめ七呉服店店内の一画に今回オープンした「コミかめ」は、
石巻を中心に活動を続けるボランティア団体「石巻2.0」と、
日本雑誌協会とのコラボレートで運営されています。
「雑誌」をキーワードに、ひととひとのつながりを深め、
まちを活性化し、未来を切り開いて行こうという場所です。
「コミかめ」には、米倉さんが学生時代(東京の美大生だった)に集めた
70〜80年代を中心とした2000冊を越える雑誌と、
雑誌協会デジタルコンテンツ推進委員会が被災地向けに展開している
タブレット端末の電子雑誌があって、自由に閲覧できます。
DTP機能を持ったパソコンも設置されて、
ここから地域の情報発信につなげて行こうという計画です。
壁面いっぱいの棚に並べられた雑誌のジャンルはさまざまですが、
なかでも200冊以上と数が一番多いのが、弊社のポパイ。
米倉さんの青春時代とそのままシンクロするのでしょう。
石巻は仙台との間のJR仙石線が未だ一部区間不通で、
現在仙台からはバスでのアクセスになります。
でも、雑誌好きにとっては、とても魅力的な空間だと思います。
40年の時を越えた出会いと発見がきっとあります。
かめ七では、その他にもミニコンサートなどの催しも行われ、
いつも人の出入りが絶えず、未来への希望であふれています。
ぜひ一度、訪れてみてください。

創刊まもない頃のアンアン、改めて今見ても、ものすごいインパクトのある雑誌です。

コーヒーは100円でセルフサービス。入場料は、テーブル左上のかめのキャラクターのかめ七タオル、250円。これでいつでも何度でも入場可能です。

4月8日のオープニングには、地元の新聞やテレビなどの取材も大勢集まって、期待の高さを物語っていました。壁面では、3.11からこれまでのさまざまな活動の写真をパネル展示しています。

このロゴマークも米倉さんの作。アクセスや営業時間等、詳細は http://ishinomaki2.com/comikame/

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