旅からひとつかみ VOL.026
菓子研究家・長田佳子の旅コラム
菓子研究家・長田佳子の旅コラム
「奄美大島で、
人間味あふれるユタ神様に会う」
さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第26回は、菓子研究家の長田佳子さんによる奄美大島の旅。
自然豊かなイメージのある奄美ですが、
長田さんが一番印象に残っているのは
ちょっと違う文化のようです。
奄美大島での旅で得た、生きる感覚
旅には、自らの目的で選んで行くときと、
ご縁で訪問するときと、ふたつのパターンがある。
奄美大島への旅は、
奄美在住の友人が声をかけてくれたことがきっかけ。
彼女は奄美の良さを、手つかずの自然がいいと表現するので、
それを感じてみたいと思った。

島の方に教わりながら泥染め、草木染めを研究したときの手ぬぐい。
事前に大まかなスケジュールを考えるなかで、
友人がごく自然に「ユタ神様には会いにいきますか?」と聞くので
「え! なになに!!?? スピリチュアルな感じ!?」
と気後れし「まだ大丈夫かも……」と返事をしてしまった。
まだって一体……、いつならいいんだろうー。
それから数日、
「まだ」と答えたわたしの現在地と
ユタ神様のことが気になりだしたので、
「やっぱり、ユタ神様にお会いしたいので予約をお願いします」と連絡をした。

島のハレの日にいただく郷土料理。ハンダマという野草の茹で汁で炊いたご飯。
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長田佳子
Kako Osada