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きょうのイエノミ
旅するイエノミ
焼酎ハイボールと、
宮崎の鶏炭火焼

宝酒造 × colocal
和酒を楽しもうプロジェクト
vol.010

posted:2014.8.29  from:神奈川県横須賀市  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

〈 この連載・企画は… 〉  伝統を継承するということは、昔のものをそのまま受け継ぐだけではありません。
わたしたちの生活に合うよう工夫しながら、次世代に伝えることが、伝統を守ることにつながります。
酒造りの伝統を守りつつ次世代につなげる宝酒造と、
ローカルな素材を活かしてとっておきのつまみを提案するcolocalのタッグで
「きょうのイエノミ 旅するイエノミ」はじまりはじまり。

仕事を終えたご褒美はおいしいお酒とおつまみ。
リラックスしたいなら、きょうはイエノミにしませんか。
神奈川県・横須賀市在住の料理研究家・飛田和緒さんに教わった、手軽で簡単、
しかもちょっとした旅気分が味わえる日本各地のおいしいものと
三浦半島の旬の食材を使った、和酒に合うおつまみを季節感たっぷりにご紹介していきます。

暑いのにはもう正直うんざり、のはずなのに
過ぎゆく季節を思うとしみじみしてしまうきょうこの頃。
そんな夏の名残りをいとおしむようなおつまみと一緒に
すっきりさわやかな焼酎ハイボールはいかがですか?
相方は南国・宮崎名物の真っ黒な鶏炭火焼に
夏の定番・枝豆をピリ辛エスニック風にアレンジした常備菜。
どちらも焼酎ハイボールとは最高の相性ですよ。
締めは、ひんやりおいしい「簡単冷や汁」をどうぞ。
夏バテで食欲がないときでも、きっとするする食べられるはず。
どれも料理研究家・飛田和緒さんのお気に入りばかりです。

飛田さんの家は海沿いの高台にあります。
クーラーをつけなくても海風で涼しいし、ベランダには超特大プールもある。
家にいながらにして避暑気分が味わえそうですが
「そんな優雅な夏は過ごせないわよ」と飛田さん。
というのも、海目当ての友人たちが次々にやってくるのです。
だから夏休みは、おもてなしに追われる日々。
「この家に住んでから、夏は遠くに遊びにいかなくなったかも」
そんな飛田さんに旅の香りを届けてくれるのがご主人。
出張先でちょっとしたおいしいものを必ず買ってきてくれるから
それをつまみつつ、ふたりでイエノミするのがなによりの楽しみだそうです。
なかでも心待ちにしている「おいしいなにか」
それが、真っ黒で香ばしい宮崎名物の鶏炭火焼です。

●ローカルな逸品「宮崎市・スモーク・エースの鶏炭火焼」
宮崎の鶏炭火焼はうれしいおみやげナンバー1。

「初めて買ってきてくれたのは20年ぐらい前かしら」
その出会いは、いまでも覚えているほどの衝撃だったとか。
まずはその黒さにびっくり、でもこわごわ食べてみると
香ばしくて歯ごたえも良く、なにより焼酎のお供にぴったり!
ちなみに飛田さんのご主人は大の焼酎好き。
「だから、おそらく自分が食べたいだけだと思うけど(笑)」
宮崎みやげといえばいつも鶏炭火焼。
家では絶対真似できない味わいだと思うし
袋を開けてすぐ食べられる手軽さと
賞味期限は短めだけど添加物ゼロなのもお気に入りの理由です。
ご主人は数えきれないほど宮崎に仕事で行っているけれど
「残念ながら私はまだなのよ」と飛田さん。
だから現地で鶏炭火焼を食べたことはありません。
でも「その地方独特のおいしいもの」が
簡単に家でいただけるのは、なんてありがたいんだろう。
そう思いながら、気にいったおみやげのラベルや袋は
必ず引き出しにとっておくのが習慣になっている飛田さんです。

その飛田さん好みの「スモーク・エース」の鶏炭火焼。
いまでこそ「チキン南蛮」と並ぶ宮崎の名物料理として知られていますが
こんなに有名になったのは真空パック入りのおみやげができてから。
それを初めてつくったのが、もともと燻製工房のこちら。
2代目にあたる穴井浩児さんに電話でうかがってみると
「ただ焼いただけの鶏じゃ、さめたら臭みが出ておいしくないんですね」
そこで燻製の技法を応用し、仕上げ用スパイスも厳選。
試行錯誤しながら独自の工夫をこらしたのがこの鶏炭火焼ですが
1987年の発売当初は、真っ黒という見た目で敬遠されることもしばしば。
また添加物を使わないので、要冷蔵なうえ賞味期限も短い。
でも「ずばらせる」(宮崎弁でいぶす)ことで独特のおいしさが生まれるのだから
食べてさえもらえれば、きっとわかってもらえると信じていたそうです。

そもそも、この鶏炭火焼を考案した穴井さんのお父上は
音楽家として若い頃にスペインに住んでいたのだとか。
そのときに感動した「おいしいものが食卓に並ぶ幸せ」を実現するために
オリジナルのスモーカーをつくって燻製工房を立ち上げ
その後、宮崎のローカルフードだった鶏炭火焼の商品化を決意。
大好きな地元の味を、より多くの人に食べてもらいたいという熱意が
「あんな真っ黒なものは絶対売れない」といわれながらも
知られざるローカルフードを、全国区の人気商品へと育てたんですね。

『スモーク・エース』(宮崎県/宮崎市)の鶏炭火焼

●お取り寄せデータ

住所:宮崎県宮崎市本郷北方181-9

電話:0120-56-8875

FAX:0985-56-8865

営業時間:9:30~17:30 土日祝休

(宮崎空港ビル2階に直営店あり。営業時間:6:30~20:15 無休)

Webサイト:http://www.smokeace.jp/

※鶏炭火焼(200g)1000円、みやざき地頭鶏炭火焼(160g)1800円

※賞味期限:冷蔵14日間、冷凍2か月

●便利な常備菜「枝豆のニンニクオイル和え」
ぴり辛風味の枝豆はやみつきになるおいしさ。

夏の間、大好きな枝豆をたっぷり楽しんだ飛田さんですが
「いやまだまだ。直売所に並んでいる限りは食べ尽くすわよ」と
枝付きを買い求めては、キッチンハサミでぷちぷち切るのが日課です。
その枝豆は、ゆでたてに塩をふっただけのおつまみとしてはもちろん
あえたり、まぜたりと普段の料理の食材としても大活躍。
なかでも最近お気に入りなのが、さやごとあえてしまう常備菜。
「食べ切れなかったときに試してみたら、これがけっこうおいしいの」と
「とりあえずのおつまみ」として、おもてなしにも活用しているそうです。
つくりかたは、もちろん驚くほど簡単。
枝豆のさやの両端を切り落とし、しょっぱいぐらいの塩水でさっとゆで
好みで香辛料を加えたニンニクオイル醤油であえるだけ。
すぐに食べてもいいし、冷蔵庫で冷やしたものも味が染みていい感じ。
おやつ替わりに、つい手が伸びてしまうという飛田さん
「口と手がね、ベタベタするのだけ御愛嬌ってことで」
でもそんなことは、きっと誰も気にしないはず。
毎度おなじみの「枝豆」でも、これなら夢中になって食べてしまいそう。
麺つゆやだし醤油ベースのタレに漬けてもおいしいそうなので
いろいろ試して、ぜひ自分好みの「枝豆常備菜」をつくってみてくださいね。

枝豆のニンニクオイル和え

●つくりかた

枝豆は両端をキッチンばさみで少し切り落とす。

1に塩をふりザルでこするように洗う。

たっぷりの熱湯に塩を入れ2をゆでてザルにあげる。

みじん切りのニンニクを胡麻油で香ばしくなるまで炒める。

4の粗熱がとれたら、醤油少々を加える。

輪切り赤唐辛子少々を5に加え3を和える。

※お好みでニンニクと一緒に中国山椒や八角を加えて炒めてもいい。
枝豆はゆで過ぎないように。日持ちは冷蔵庫で2~3日。

●簡単おつまみ「冷や汁」
南国の夏を乗り切る郷土料理を簡略バージョンで。

宮崎に行ったことはない飛田さんですが
宮崎の郷土料理「冷や汁」は、大好きなんだとか。
「正確には、愛媛の旅館で朝ご飯に出てきた“さつま”なんだけど」
ジャスト! すべて私好みだわ、と感動しその場でつくりかたを聞き
以来、凝りに凝って、あれこれいろんな方法を試したそうです。
なるほど、「冷や汁」は、愛媛など瀬戸内沿岸でも食べられていて
「さつま」など呼び方こそ違っていても
魚をほぐし冷たい味噌汁をつくってごはんにかける、夏の料理なのが共通点です。
なので、飛田さんも食欲がなくなる残暑のころには
お気に入りの「冷や汁」で、ほっとなごむそう。
「アジの一夜干しをちゃっちゃと焼いてほぐしたら、すりばちですって」
そこに味噌を塗り、すりばちをコンロの上にひっくり返してあぶる。
「でもね、もっと簡単な方法も考えたのよ」
そこで、きょうはその簡略バージョンを教えてもらいました。
ポイントは、魚の風味をしらす干しで代用してしまうこと。
味噌も「白っぽいほうが合うと思うけど」なんでもOK。
要は、冷やした味噌汁ぶっかけめしのノリ。
気負わずにぱぱっとつくって、さらさらおいしく召し上がれ。

簡単冷や汁

●つくりかた

多めの出汁を冷蔵庫で冷やしておく。

キュウリの薄切りは塩でもんで水気をしっかりとしぼる。

豆腐は適当な大きさに切る。

薬味を用意する。大葉、生姜、ミョウガなど。

1に好みの味噌をとき、2、3と薬味をのせたごはんにかける。

5にしらす干しと煎りゴマ、お好みでとろろをかける。

※ごはんは炊きたてでも冷やごはんでも。飛田さんは炊きたて派。

●きょうの和酒 宝焼酎「ゴールデン」
イエノミも酒場気分で楽しく盛り上がりましょ。

しゅわっとさわやかでごくごく飲める焼酎ハイボールは
明るく活気ある大衆酒場でいちばんの人気者。
おウチでも、その楽しさや爽快感を味わいませんか?
この4月に発売された宝焼酎「ゴールデン」は
そんなときにお薦めしたい琥珀色に輝く焼酎です。
お料理のおいしさを引き立てる甘い香りと絶妙なコクは
宮崎の「黒壁蔵」独自の蒸留・ブレンド技術で実現したもの。
ゴールデン1を炭酸水3で割ったゴールデンハイボールは
楽しくイエノミしたいときにぴったりの相棒です。

※「黒壁蔵」取材記事はこちら

宝焼酎「ゴールデン」25°600ml

○問合せ先/宝酒造株式会社

お客様相談室

TEL 075-241-5111(平日9:00~17:00)

http://www.takarashuzo.co.jp

profile

KAZUWO HIDA
飛田和緒

1964年東京生まれ。8年前からレーシングドライバーの夫、娘の花之子ちゃん、愛猫のクロと南葉山で暮らす。東京時代の便利な生活から一変し、早起きが習慣に。ご主人が仕事で留守がちなため、仕事はもちろん、買い出しやお弁当作りにと忙しい日々を過ごしている。毎日の食卓で楽しめる普段着の料理が得意。高校3年間を長野で暮らした経験もあり。

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