連載
posted:2012.12.10 from:青森県八戸市鮫町 genre:食・グルメ
〈 この連載・企画は… 〉
雑誌オリーブなどで活躍していたスタイリスト・櫻田理香子が、地元である青森を中心に、
各地のおいしいものをいろいろスクラップ。「あそこのあれが食べたい!」と自慢の嗅覚!? を発揮してくれます。
前回に引き続き……イカの街! と言われる八戸市に。かなり偏食の私は肉食と思われがちですが、貝類、珍味などは大好物。確かにあまりお魚を食べないのだが、、八戸に来たらやっぱりお魚! を食べずにはいられない程、とにかく新鮮な、好みのお魚や貝類などに巡りあってしまうのです。
刺身と言えばマグロなどのお魚を思い浮かべと思いますが、、八戸ではお刺身と言えば、、イカ刺しがあたりまえ。八戸前沖さばも八戸ブランドのひとつ。日本最北のサバの漁場で、美味しいサバが食べられる場所でもあります。
CLIP.03
絶景の岸壁で味わう
海のお宝定食。
海席料理処 小舟渡
前回記事の「館鼻岸壁朝市(新湊)」から東へ。その途中には、ウミネコの繁殖地で国の天然記念物になっている蕪島神社。繁殖期には傘なしでは歩けないほど、、。
岸壁に建つ小舟渡。玄関を入いり奥へ進んで行くと、、窓から見える海の景色に圧巻されてしまう。お店の中は広いお座敷で窓際の席はいつも人気。
さすがに岸壁にたつので少し底冷えしそうな感じがするのだけれど、この季節は大きなストーブが何台かついていて、ブランケットなど置かれている。メニューは季節や天候によって変わってくるようなので、それもまたここへ来る楽しみのひとつなのです。
海鮮丼やホタテ丼など、、丼ものも外せないメニューばかりがならんでいて、どれをオーダーするか迷ってしまう。年配の方から子供まで客層もさまざま。子供も大好きなラーメンもとても人気のようで、みんなからオーダーされていた。
蕪島から見えるのは「八戸市水産科学館 マリエント」。
今回のお目当て「小舟渡」から3分ほど車で行ったところにある葦毛崎展望台。向かいには鮫角灯台とタイヘイ牧場。
種差(たねさし)海岸。夏は欠かさず来ていた場所。
蕪島からほど近い場所に、目的の「小舟渡」が見えてきた! 期待がふくらむ佇まい。ここから撮影する人が多い絶景ポイント。
一瞬見失いそうな、急な坂の小道をゆっくり降りて行くと、、到着!
岸壁に建つこの建物。大広間に座ると、どーんと海一面が見渡せる開放感!
外にまわってみると、岩場に降りられるが、すぐそこは海〜。
小舟渡定食3800円。ボタン海老刺、ホタテ刺、魚刺、ウニ刺、イカソーメン、焼魚、ホタテ焼、活ほや、いちご煮、これに小鉢と漬物とご飯。贅沢三昧の定食(メニューは季節や天候により変更になることがあります)。やっぱり青森と言えば、イカ! ホタテ! 消費量日本ナンバーワン。
「いちご煮」もまた南部八戸の郷土料理のひとつ。果物のイチゴではなくウニとアワビのお吸い物。野いちごに似てることからつけられた名前と聞いて、ちょっと納得。ほんのり塩味で磯の味を贅沢に堪能できる。
山海おにぎり250円(鮭・梅・昆布・イクラ・青しそ)。
「特製ほやおにぎり」もあり(250円)。ほや(海のパイナップル…)は、私の大好物のひとつ。
磯らーめん(塩味)は900円。磯! 磯! 磯ずくしのラーメン。いちご煮のラーメン入りみたい。。あっさりスープで最後まで飲干してしまう。
JR鮫駅には、、なぜか鮫の像が!
information
海席料理処 小舟渡
住所 青森県八戸市鮫町小舟渡平10
TEL 0178-33-3824
営業時間
昼/11:00 ~ 15:00 夜/17:00 ~ 20:00
月曜休(月曜が祝日の場合は火曜)
※天候その他により定休日、営業時間を変更する場合があります。
http://www.kofunato.co.jp/kofunato_top.htm
writer profile
Rikako Sakurada
櫻田理香子
さくらだ りかこ●元スタイリスト。青森県十和田市生まれ。O型。
17歳の頃、進路を悩んでいる時にオリーブ編集部スタッフに出会い、スタイリストアシスタントやってみない? とお誘いを受ける。撮影でお邪魔した翌日からアシスタントとして編集部でお世話になり試練の日々。独り立ち後、編集部を離れ、多方面で活動。食にも興味が出てきて、期間限定レストランやケータリングなどもこなす。10代20代の頃の大忙しさから解放された現在、実家の青森と東京を行ったり来たりと生活中。
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