食の宝庫・淡路島では、 夏でもしっかり朝食を! 本白水美帆子さんの朝ごはん。
食の宝庫・淡路島の、夏でもしっかり食べられる朝ごはん。
兵庫県洲本市で「楽久登窯カフェ」を営む、本白水美帆子さん。
美帆子さんが家族につくる朝ごはんは、暑い夏にこそ食べたい朝ごはんだ。
この日食卓にのぼったのは、淡路島五色産のごはん、なすとみょうがのみそ汁、
キスの干物、赤と黄のミニトマト・おくら・キュウリ・大葉のさっぱりサラダ、
自家製ところてん、五色産の海苔、カフェの常連さんからいただいた梅干し。
「旬のものはやっぱりおいしいですよね。積極的に献立に加えています」と美帆子さん。
サラダに使われているミニトマトやキュウリや大葉など
夏野菜の多くは自分の畑からその日収穫したもの。
「採れたての旬の野菜をバランスよく」は、
朝ごはんづくりで美帆子さんが一番気を使っていることだと言う。
夏のみ食卓にあがるキスの干物は、美帆子さんのお母さんのお手製。
「釣ってきたキスを開いて塩をして、夏場は冷蔵庫に入れるだけ。
ほんと簡単にできるんですよ」
簡単に、と美帆子さんは言うが、
日持ちがしないキスを日常的に食卓に登場させるとなると、
やはり海が近いという地の利があってこその一品だ。
中央には、ほんのひとくちだけ添えられたところてん。
これが食卓に涼しげな印象を与える。
このところてんも手づくり。
しかも、ところてんの原料となる「てんぐさ」を、
近隣の海岸でお散歩がてら拾ってくるのだと言う。
「売られているものと違っていっさい臭みがないんです。
それだけ手間をかけて、下処理をしています。
あと、一般的にタレは三杯酢や黒蜜など、甘みを入れると思いますが、
さっぱりと食べるために、砂糖を加えない二杯酢でいただきます」
このところてんは、美帆子さんのお子さんの雪羽ちゃんも大好物。
ほとんどコシがない滑らかな食感で、酢の酸味が心地よい。
しょうがのすり下ろしをちょこんと乗せてかき込めば、
食欲が落ちる暑い季節も乗り越えられそうだ。
美帆子さんの弟で、陶芸家の西村昌晃さんの器も彩りを添える。
手にしっとりとなじむこの器も淡路島の土でできたもの。
そして淡路島の豊かな土壌が育んだ野菜がその器に盛られるので、
器と料理に一体感があるようだ。
淡路島の恵みが存分に味わえたワンプレート。ごちそうさまでした。