colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

連載

「ヌー銅セクシー・コンテスト」
結果発表第4弾

みうらじゅんのニッポン民俗学研究所
vol.011

posted:2012.12.3   from:全国  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 この連載・企画は… 〉  独自の視点で日本各地のユニークな文化を研究してきたみうらじゅんが、
読者にフィールドワークを課しながら集成していく新たなプロジェクト。

profile

Jun Miura

みうらじゅん

みうら・じゅん●1958年、京都府生まれ。イラストレーターなど。代表作に『アイデン&ティティ』など。“マイブーム”の生みの親であり、「とんまつり」や安斎肇とのユニット「勝手に観光協会」など、日本各地の知られざる魅力を独自の視点で広める活動も多い。『マイ仏教』(新潮新書)、リリー・フランキーとの対談本『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(扶桑社)、いとうせいこうとの共著『見仏記 ぶらり旅篇』(角川書店)など著書多数。

どうしてこんなポーズ? どうして裸?

寒くなってきましたが、寒い寒いと文句ばかり言ってはいけません。
ヌー銅はいつだって裸なのです。
今回もいろいろなシチュエーションのヌー銅が集まりました。
それではみうら所長のコメントです。

ゆみなっつ さんの投稿
数年前のハロウィン時期にこんなことになっておりました。
撮影場所:北海道旭川市 買い物公園

みうら:ハロウィンもヌー銅まで参入ですか!
オッパイ出してる意味は何?

yotecoさんの投稿
なにかを待っているかのような少女。
後ろの店のポイントカードをスキミングしてくれと言わんばかりの絶妙な位置に
割れた部分がきています。
撮影場所:福岡県北九州市門司区

みうら:絶倫を背にしょって立ってるわけですね、このヌー銅。

khao-changさんの投稿
待ち合わせなどでは表現しにくいものです。
撮影場所:御茶ノ水 日販ビルの1Fロビー内

みうら:女3人集まると、かしましいと言いますが、どんな状況なんですかね?

すげまほ さんの投稿
こんなカップルでは、タクシーも止まらないと思います。
撮影場所:群馬県前橋市 前橋駅ロータリー

みうら:待ち合わせの時間にどうやら男のほうが先に来たようですね。
得意気です。

hal_mkさんの投稿
恥じらいながらも大事なところを露わにする青年の複雑な性の衝動を感じます。
撮影場所:東京都世田谷区

みうら:「み…見ないで……」って、目線はそこに集中してますよ。

平次さんの投稿
服さえ着せてもらえないのに踊りを強要させられ……。
撮影場所:熊本県熊本市

みうら:アンガールズですかね、コレ。

khao-changさんの投稿
パンツの位置がとにかくセクシー。
撮影場所:埼玉県立近代美術館の公園

みうら:足がつったとき、オレはよくこのポーズをします。

tekumakiさんの投稿
市民に愛される動物園の、子ども広場の一角にて。
なんでこんなとこではだかでそんなことしてるの、おじさん。
撮影場所:長野県長野市のとある動物園

みうら:出たっ!ヌードサックス!!
外で練習するときは、せめて服を着るべきだと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みうら所長より
子どもはウンコとチンチンが大好きなものです。
先日、電車の中で見ず知らずの子どもに話しかけてるオバサンがいました。
「ボク、いくつなの?」
「ウンコ!」
「ボク、幼稚園?」
「チンチン!」
何を聞こうが回答はその二単語。気分を悪くしてオバサンは次の駅で降りました。
“ウンコチンチン”
かつて、ドリフターズの加藤茶が流行らせたギャグ。
当時の大人たちは品がないとドリフを批判したものです。
じゃ、公園や駅前に立っているヌー銅を見て、何と言うのが正しいのでしょう?
「キレイなおねえさんだね」
「たくましい男の人だね」
嘘でしょう。
やはり気になる部分は股間。
「自分より大きいな」とか「よく見ると毛が生えてる」くらいが本当です。
でも大人はそんなことを言うと、まわりの目を気にして「いけません!」と叱るでしょ。
本当は自分もそこをいちばん気にしてるくせにです。
大人になるということは、いちばん最初に思ったことを口にしないということです。
少し考えて、二番目に思ったことを言うことにしている、
それが大人と子どもの違いなのです。

編集部より
二番目に思ったことを口にする……それが大人ですね。
みなさんも、ヌー銅やいやげ物、世界遺産の店を見つけたら、ぜひこちらまで。
奥ゆかしい大人のコメントをお寄せください。

募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

Feature  特集記事&おすすめ記事

Tags  この記事のタグ