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「世界文化遺産の店」
結果発表第3弾

みうらじゅんのニッポン民俗学研究所
vol.010

posted:2012.10.25  from:全国  genre:エンタメ・お楽しみ

〈 この連載・企画は… 〉  独自の視点で日本各地のユニークな文化を研究してきたみうらじゅんが、
読者にフィールドワークを課しながら集成していく新たなプロジェクト。

profile

Jun Miura

みうらじゅん

みうら・じゅん●1958年、京都府生まれ。イラストレーターなど。代表作に『アイデン&ティティ』など。“マイブーム”の生みの親であり、「とんまつり」や安斎肇とのユニット「勝手に観光協会」など、日本各地の知られざる魅力を独自の視点で広める活動も多い。『マイ仏教』(新潮新書)、リリー・フランキーとの対談本『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(扶桑社)、いとうせいこうとの共著『見仏記 ぶらり旅篇』(角川書店)など著書多数。

どうしてこうなった……? 謎のセンスが光る店。

昭和の空気を引きずりながら、ひっそりとたたずむ店。
あなたのまちにも、きっと世界遺産が眠っています。
みうら所長のコメントとともにどうぞ。

しのさんの投稿
ショールームって普通、割引なんかしてないのにな。
撮影場所:大阪市天王寺区

みうら:お気軽に入れないのは事情あるお遍路のせいだ。

ピーナツさんの投稿
この辺りのセレブは早起きのようです。
私も今度行ってみたいです。
撮影場所:京都市中京区

みうら:自らセレブと名乗る人にセレブなし。

小作人さんの投稿
店の名前というより、営業時間が凄いです。
撮影場所:京都市東山区

みうら:その自信の根拠は何なんですかね?

masakoさんの投稿
年代を感じさせる紙のボロさ、大人用の次は子ども用と書きなさいと言いたいですが
昔は「小人」と書いていたのですね。
とっさに撮影したのでお店が営業しているのかもう終わってしまった店なのか不明です。
撮影場所:京都市

みうら:小人と大人の間のおしめはないということですね。

yotecoさんの投稿
スパイだらけの外国人パブかもしれません。
撮影場所:山口県下関市

みうら:この店、まだショーン・コネリーの時代でしょ。

葉子さんの投稿
看板メニューが、ない。
神楽坂下にあるこのお店。
ものすごくボリューミーなホイコーロがでてきます。
食べても食べても終わりません。
撮影場所:東京 神楽坂下

みうら:何度も「ホイコーロラーメンひとつ」なんて客に言われ、困ったんでしょ。

ピロロンパロロンさんの投稿
「居酒屋大蔵省」の裏には「スナック通産省」。
岡山県人のアフター5は中央省庁行脚。
撮影場所:岡山市 岡山駅付近

みうら:「オレ今日、大蔵省と通産省のハシゴだから」なんて言うんでしょ酔っ払いは。

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みうら所長より
人って、大きく分けて“真面目な人”と“不真面目な人”がいるでしょ。
真面目な人って、不真面目な人が信じられないからそうなったわけで、
不真面目な人は真面目な人をはなっから相手にしてないでしょ。
真面目な人って、それが正しいと思ってるけど、
不真面目な人はそんなことどうでもいいわけで。
だから不真面目って思われてるんだろうけど、どうなんだろ?
結局、真面目と不真面目って何を基準に分けられてるんだろう。

まちを歩いていて気になることは、“オレならこんな店、出さないなぁ”ってこと。
そもそも店なんか持ちたいなんて一度も思ったことないけど、
もし出すとすればこうはしないだろうって考えるわけだ。
その時点で真面目なんだけど、この店のこの名前ってどんなセンスなんだよ?
って思うものが特に目につく。
こんな名前で一生やってくつもりなのか? と、思うのだけど
当の店の主人からすれば大きなお世話。
一生やってくつもりなんて無いのかも知れないし。
その名前のどこが悪いんスか? と、疑いなんていっさいないのかも知れない。
じゃ、そのセンスって何だ? って話だけど、
自分がとてもセンスいいと思ってるわけだよね。どうなんだろ?
オレにもその根拠がどこにあるのか分からない。

“変な”看板。その“変な”と思うのはセンスであって、
どうしてこんなことになっちゃってんだろ? と、思うのは何故だろう。
実はその“変な”店をやってるほうが大真面目で、
それを見ておかしいと思ってるこっちのほうが不真面目なんじゃないかとも思う。

編集部より
こんな店、ふつう出さないよなぁ、という「世界遺産の店」をお送りください。
いやげ物、ヌー銅もお待ちしています。

募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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