連載
posted:2012.10.3 from:青森県上北郡東北町 genre:エンタメ・お楽しみ
〈 この連載・企画は… 〉
若手アニメーション作家・水尻自子のショートアニメを、各地域の方言でお届け。
声の出演者による方言エピソードなどもご紹介します。
なめご:やんや、いっつも申し訳ねぇなぁ。
豆腐:なぁした?
なめご:いっつもヌルめがしてらすけ、おそろしねぇ気持ぢ悪ぃど思ってらんでねぇが?
豆腐:なんもなんも。それがおめぇのいいどごだっきゃ。
なめご:んだがぁ? ほんだったって、なんぼが気持ぢ悪ぃべせ?
豆腐:なんも、そったごどねぇ。ヌルめがねぇなめごだっきゃ、ネッパんねぇ納豆どふとづだすけ。
なめご:ありがとう。わんつか元気出だじゃ。
●声の出演者より
「だすけ」「〜すけ」は、南部弁の頻出単語で、「だから」という意味です。
相槌的にも使います。
やってみだっきゃ面白がった♪農♪
●編集部より
「だすけ」も味わいがありますが「だっきゃ」「だじゃ」もいいですよね。
この方言アニメをつくってくれている水尻自子さんも青森県出身で、
#037で吹き替えをしてもらっています。
水尻さんの南部弁と聞きくらべてみても面白いですね!
profile
Yoriko Mizushiri
水尻自子
みずしり・よりこ●1984年青森生まれ。手描きやコマ撮りアニメーションを中心に制作。新作「布団」が第14回広島国際アニメーションフェスティバルで木下蓮三賞を受賞するなど、気鋭のアニメーション作家として注目を集めている。
credit
声の出演:田舎の農ぼーいさん、下田尚子さん
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