〈アートヴィレッジ恩根内〉 廃校で、ものづくりを観光に。 注目の雪板づくりを体験

美深地域の木材を使ったククサづくり体験も人気。

アートヴィレッジ恩根内では、地元の木を使ったククサづくり体験を受け付けています。
“ククサ”とは、フィンランドの伝統工芸品で、手づくりされた木製のカップのこと。
同じものを地元の木材でつくってみようと、
もとは、小栗さんから依頼されたものでしたが、それが忙しくなり
「じっくり自分の制作をする時間がないんです」と笑いながらも、
「頼まれたからにはしっかり応えたい」と、
5年間で500個以上のククサをつくってきた工藤さん。
つくるたびに進化してきた美しいククサは、カフェでも販売しています。

木目が味わい深いオンネナイククサ(4980円)。近隣の作家さんがつくる木製品や、白樺小物も販売。

ククサや雪板づくりの発案者で美深出身の小栗さんは、
札幌や東京で暮らしたのち、結婚を機にUターン。
移住後は、自由な働き方ができる美深暮らしを楽しんでいるそう。
小栗さんいわく、まちはずれに位置する恩根内は、
実は美深のなかでも祭りの文化が色濃く今も活気の残る地域。
ここにアートヴィレッジが生まれたことで、
年配の方に再び元気が出てきたと教えてくれました。
「最初は気難しい方かなと思ったけど(笑)、
工藤さんは地域にいい意味で風穴を開けてくれた存在です」(小栗さん)

「小栗さんのアイデアや行動力はすばらしい。
将来を見据えて動いている人」(工藤さん)
それぞれの活動の根っこには、この地の暮らしに寄り添う目線が生かされています。

それぞれの活動を語ってくれた、小栗さんと工藤さん。

「美深には、農家が多いこともあって、何でも自分たちでつくるという文化がある。
ここでの体験は美深の暮らしそのものにもつながるんです。
観光で訪れた方が、自分でも何かつくれるということに気づいたり、
そんな気概のある美深のまちに興味を持ってもらえたらうれしいですね」
小栗さんはそう話してくれました。

アートヴィレッジ入口は、2016年7月、道北アート発足の記念事業として行ったライブペインティングで彩られていました。左は札幌在住の作家、富士翔太朗さんが美深小学校の5・6年生たちと制作、右は同じく札幌の作家、富樫幹さんの作品。

現在は、道北の作家を紹介する〈道北アート〉の企画のほかに、
若手アーティストの滞在制作と発表の場としてアートヴィレッジを提供している工藤さん。
「これからという作家たちに、お金をかけないで
制作や発表に打ち込んでもらいたいという思いもあって。
カフェではそうした作家の作品を常設展示しています」

土地の魅力を伝える人たちとの出会いは、旅人目線だけでなく、
そこでの暮らしに思いをはせるきっかけになることでしょう。
その一歩となる雪板づくりは毎年10月頃から受付スタート。
美深が雪に覆われる12月〜3月の間に訪れて、
極上の雪をマイ雪板で遊びつくしてみませんか。
ワクワクする冬が、恩根内で待っています。

カフェの壁面には、昭和25年当時を再現した恩根内村地図が。地元のおじいちゃんおばあちゃんたちの記憶を頼りにつくられたもので、帰省の折、昔住んでいた家をここに見つけて涙する人もいたそう。

information

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アートヴィレッジ恩根内

住所:中川郡美深町字恩根内25

TEL:01656−9−6005

定休日:不定休(電話で要確認)

カフェ

営業時間:5月〜10月11:00〜17:00

定休日:水曜・木曜

※駐車場 あり

https://ja-jp.facebook.com/artvillage.onnenai

information

道北魅力発信プロジェクト〈BASIS〉

事務局:美深町観光協会(担当:小栗)

TEL:01656-9-2470

※雪板制作体験のお申し込みは上記までご連絡ください。
http://dohokuexplore.jp/

2016年雪板制作体験プログラム

内容:雪板の切出し、ヤスリがけ、色つけ、塗装まで

体験時間:①9:00~12:00 ②13:00~16:00 ※約3時間

開催時期:2016年10月中旬~2017年3月末

料金:大人2万円~(材料代、指導料含む)※使用する材によって料金が変わります。

※12月下旬~道北の雪山でのガイド付雪板体験も別途受付中。詳しくは、リバートリップキャメルのHPをご確認ください。→http://camel-trip.biz/snowtrip/pg268.html