odekake
posted:2016.9.8 from:北海道虻田郡洞爺湖町 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
photographer profile
YAYOI ARIMOTO
在本彌生
フォトグラファー。東京生まれ。知らない土地で、その土地特有の文化に触れるのがとても好きです。衣食住、工芸には特に興味津々で、撮影の度に刺激を受けています。近著は写真集『わたしの獣たち』(2015年、青幻舎)。
http://yayoiarimoto.jp
writer's profile
Akiko Yamamoto
山本曜子
ライター、北海道小樽生まれ、札幌在住。北海道発、日々を旅するように楽しむことをテーマにした小冊子『旅粒』発行人のひとり。旅先で見かける、その土地の何気ない暮らしの風景が好き。
旅粒
http://www.tabitsubu.com/
credit
取材協力:北海道観光振興機構
credit
main photo:洞爺湖ガイドセンター
山々に包まれるようにたたずむ美しいカルデラ湖、洞爺湖。
新千歳空港から西へ車で約1時間半の湖周辺は
〈支笏洞爺国立公園〉に指定される自然の宝庫です。
また、有珠山や特別天然記念物の昭和新山から洞爺湖にかけて、
火山活動がつくりあげた景観が〈洞爺有珠山ジオパーク〉としても知られています。
大地の躍動から生まれた洞爺湖の開放感にあふれる風景は、
眺めるだけでなく、そのなかに入って体験してみたくなるはず。
穏やかな湖面の美しさとともに、四季折々に表情を変える湖岸を楽しめるのが、
湖をカヌーでめぐるガイドツアーです。
ツアーを行うのは〈洞爺湖ガイドセンター〉。経験豊富なガイドとともに、
サンライズ・サンセットタイムの約1時間のカヌーツアーをはじめ、
夏は深い緑を、秋は紅葉を満喫できる〈洞爺湖カヌーでピクニック〉など、
季節に応じたさまざまなアクティビティが楽しめます。
希望があれば、洞爺湖の湖面に立てる秘密のポイントへとご案内。
天候などにもよりますが、忘れられない思い出の1枚を撮ることができます。
洞爺湖の中央、火山活動によって生まれた湖に浮かぶ島〈中島〉は、
4つに分かれた無人島。なかでも最大の〈大島〉には遊歩道が整備され、
自然林の残る深い森を散策することができます。
温泉街の桟橋から大島行きの観光遊覧船が30分おきに就航しているので訪れてみましょう。
〈洞爺湖汽船〉が運行する洞爺湖遊覧船〈エスポアール〉(大人往復1420円)は
まるで湖に浮かぶ城のよう。広々とした船内で、レトロな雰囲気に包まれた船旅を楽しめます。
1階メインフロアでは、事前予約で
お弁当セットつきのランチクルーズ(大人2200円)も行っています。
ほかに〈幸福〉〈羊蹄〉などの遊覧船も運行。
夜には〈洞爺湖ロングラン花火大会〉のための
花火鑑賞船(大人1600円)としても人気を集めています。
大島には小さな森林博物館、売店兼飲食コーナーが設けられています。
博物館入口で入山手続きを済ませたら、ゲートから奥へと伸びる遊歩道へ。
途中で分かれる〈周遊コース・約1時間〉〈アカエゾマツコース・約3時間〉があり、
ウッドチップの敷かれた道を進んでいきます。
大島発の最終便は17:00。余裕をもってゆっくりと散策に出かけましょう。
遊歩道の先に広がる樹々は、アカマツの森からトドマツの森、
そして深い原生林へと姿を変えていきます。
静けさに包まれた森林浴を楽しみながら、洞爺の自然を味わうことができます。
1時間の周遊コースなら、途中看板のあるT字路を右折。
少し勾配のある道のりなので、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめ。
爺湖の語源は〈ト・ヤ〉、“湖の岸”というアイヌ語を和人が湖の名前にしたもの。
大自然を満喫したあとは岸辺にたたずむ温泉街に戻り、
温泉でゆっくり汗を流す極上のひとときを。
※先日の台風10号により、洞爺湖中島でも大量の風倒木が発生しました。
現在、中島へ上陸(下船)はできますが、遊歩道が閉鎖されています。
詳細は洞爺湖町役場0142-75-4400までお問い合わせください。
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洞爺湖ガイドセンター
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