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写真でめぐる、道東の魅力!
森と海、そして土地のぬくもり。
写真家・在本彌生の旅の記録。|Page 3

おでかけコロカル|北海道・道東編

Page 3

2 知床の山と海

オホーツク海が見えてきた。ずっと海岸線を走る。

まだ早いかと半信半疑で行ってみた
遠音別川の河口付近。サケやカラフトマスが
遡上する姿に感動。

知床五湖へ行く途中、
プユニ岬からオホーツク階を望む。

知床五湖を歩く。
二湖から望む知床連山が美しかった。

360度、海・山・湖と雄大な景色に囲まれ、
高架木道を歩くのはとても壮快。

夕日がオホーツク海に沈んでゆく。

ホテルの近くに咲いていたクリマユリ。

知床グランドホテル北こぶしのバーで。

翌朝、ホテルの部屋からも見えたウトロ港の漁。
1日のはじまり。

知床峠へ車を走らせる途中、
車も気にせず草を食むエゾジカ。

知床峠。

道の駅 知床・らうすで出合った宝石のような
色をしていた羅臼町の名産、ぼたんえび。

床の地を訪れてみたい、
そう長い間思っていました。東京に住む私からはとても遠いところですが、昔から歌にも歌われるように、なんとも旅情を誘う響き、最果ての地のイメージです。

車を走らせていると道路での動物との遭遇率が非常に高く、
はじめのうちは「わ、鹿だ!」「キタキツネが歩いてる!」
といちいち驚いていましたが、
そのうち路地で猫に合うような確率で彼らと出合いました。
そうすると更なる発見を求めて、
どれだけ立派な角の鹿を見つけるか重要になってきました。

あの角の、自由にして規則的な造形の美しさというのは本当に特別です。
この上なく立派な角を持ったエゾシカが
堂々と道路脇で草を食んでいるのを見たときは、
いつまででもこのエゾシカを撮影していたい気持ちになりました。

そんなわけにもいかないので旅路をすすめ、

サケが川で流れに逆らいながら遡上するところを見て感激したり、
熊に気をつけながら知床五湖の高架木道を歩いたり、
流氷に乗った熊を象った氷の浮かんだウイスキーをなめたりしました。