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六花亭のカフェレストラン
「ポロシリ(中札内美術村)」で
地元の旬野菜をたっぷりと!

おでかけコロカル|北海道・道東編

posted:2015.10.7  from:北海道河西郡中札内村  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

photographer profile

YAYOI ARIMOTO

在本彌生

フォトグラファー。東京生まれ。知らない土地で、その土地特有の文化に触れるのがとても好きです。衣食住、工芸には特に興味津々で、撮影の度に刺激を受けています。近著は写真集『わたしの獣たち』(2015年、青幻舎)。
http://yayoiarimoto.jp

writer's profile

Team YumYum

チームヤムヤム
(山本 学 ・ 山本えり奈)

旅をしながら十勝に暮らす編集デザインチーム。あいうえお表やカレンダー、すごろくやイラストマップなど、日々の楽しみをデザインする作品をつくっています。「ヤムヤム旅新聞」にて、旅やローカルな魅力を発信中。 http://www.tyy.co.jp

credit

取材協力:北海道観光振興機構

柏林の原生林の中に続く枕木の道を、迷いこむように歩いて行くと、
深い茶色をした木造りの建物が見えてきます。
扉を開けると、開放的なオープンキッチンからは、
包装紙と同じ花柄のエプロンを身につけた店員さんが
さわやかにあいさつをしてくれます。
〈ポロシリ〉は、六花亭が経営するカフェレストラン。
この土地ならではのおいしい食材を生かした家庭料理を、
柏の林に囲まれた自然の中でゆっくり味わってもらいたいと、
1992年、〈中札内美術村〉とともに敷地内にオープンしました。

柏林のなかに佇むポロシリ。

ポロシリのメニューに息づくのは、
お菓子づくりと同じく、身体に安心で安全な食べものをつくるという六花亭の精神。
カフェテリアのカウンターに並ぶのは、
旬の野菜を使った家庭料理。
お客はトレイを持って並びながら、
順番に好きなメニューを選んでお皿をのせていきます。

木のトレイを持って、料理を選んで注文するカフェテリア形式。

自社農園で朝採れたばかりの野菜をたっぷり使った農園サラダ(350円)をはじめ、
夏はきゅうりやトマトを使ったサラダや漬物、
ズッキーニやオクラがたっぷり入った野菜カレー(680円)、
秋はきのこを使ったきのこ汁(260円)や胡麻和え(270円)、
カボチャたっぷりのパンプキンスープ(320円)など、
季節によって野菜を使ったさまざまなメニューが登場(年によって内容、価格は変動あり)。
観光客だけでなく、何度も足を運ぶ地元の常連客が多いのも納得です。

すこし半熟のゆで卵がのったポテトサラダは320円。ホクホクじゃがいもと新鮮野菜が入っておいしい。

ほかにも、刻んだキャベツやブロッコリーがぎっしり入った野菜コロッケ(190円)、
地元の豆腐屋さんの豆腐を使った素揚げ豆腐(280円)、
牛肉を長時間じっくり煮込んだポロシリカレー(790円)など定番の人気メニューも。
チーズケーキやバウムクーヘン、ソフトクリーム(季節限定)など、
六花亭ならではのケーキやデザートももちろん楽しめます。

木のぬくもりを生かした落ち着いた内装。
椅子やテーブルには、ハマナシやスズランなど、
六花亭の包装紙にも描かれている
坂本直行さんの植物画がさりげなくあしらわれています。

晴れた日には、ぜひテラス席へ。
柏の林にはときどきエゾリスも遊びに来ます。
時折響く、カーン、カーンという音は、時を知らせてくれる鐘の音。
教会の鐘のように、森の中にこだまします。
コーヒー(210円)はおかわり自由。お気に入りの本を持って、
テラス席で読書を楽しむ人の姿も見られます。
時間を忘れて、のんびりくつろげる場所です。

8月下旬に訪ねたメニューの一部。朝採りの野菜を使った農園サラダ(350円)。トマトソースで甘く煮込んだ手芒豆にチーズをかけて焼いたポロシリ(470円)。夏の旬の時にだけ食べられる三杯酢で漬けたトマトサラダ(320円)。旬のブルーベリーとともにいただいた〈ヨーグルト〉はマスカルポーネチーズのような濃厚さ。

中札内美術村には、山の風景などが展示されている〈相原求一朗美術館〉、
東大寺の蓮の襖絵レプリカなどが展示されている〈小泉淳作美術館〉、
板東 優さんの彫刻が展示された〈夢想館〉などの美術館が点在しているので、
ゆったりと散歩をしながら眺めるのもおすすめです。
〈北の大地美術館〉ではバイオリンの演奏会が不定期で開催されていて(来季については未定)、
食後の音楽鑑賞に気軽に立ち寄るのも楽しみ。

〈柏林(はくりん)〉と名づけられた売店には、
カフェで使っているお皿や陶器も販売しています。
他にも六花亭のお菓子はもちろん、
包装紙の植物画の絵葉書やエプロンなど
グッズ類はほかではなかなか手に入らないオリジナルグッズも揃っています。

柏の森、初夏にはスズランが一斉に咲き、林の中は甘い匂いでいっぱいになります。
秋には落ち葉やドングリが枕木を埋め尽くします。
季節の移ろいを感じながら、森の中を歩いて食べに行くカフェランチ。

ポロシリを取り囲む柏林。

開館期間は、4月下旬からは10月中旬まで(2016年開館は4月28日(木)〜を予定)。
今年(2015年)の営業は10月18日(日)までで、その後は冬の長いお休みに入ります。
冬のお休みに入る最後の日は、店員さんと地元のお客さんが、
「今年もありがとうございました。また来年」と、
まるで年の瀬のような挨拶を交わしている姿も見られます。
長い冬の訪れを前に、北海道ならではの季節を感じる一幕です。

information

カフェ ポロシリ/中札内美術村

住所:河西郡中札内村栄東5線

TEL:0155-68-3003

営業時間:10:00~17:00(10月は~16:00、ランチタイムは11:00~15:00)
冬季休業

※駐車場 あり
http://www.rokkatei.co.jp/facilities/index.html

※メニュー、価格は2015年のもので来季は異なる場合もあります。

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