神秘的な青い湖として、近年知られるようになった〈オンネトー〉は、
北海道の足寄(あしょろ)町にある阿寒国立公園の豊かな森の中にあります。
阿寒湖から十勝方面へ、車で30分。
樹々の隙間から、目に飛び込んでくる青く輝く湖。
雌阿寒岳と阿寒富士を背景に、静かに水をたたえた姿が印象的です。
光や見る角度によって色が異なり、
エメラルドグリーンやコバルトブルー、群青色とさまざまなブルーに見えます。
時間や光の当たり方によって刻々と表情が変わります。
約2万年前にできたといわれているオンネトー。
アイヌ語で“年老いた沼”、“大きな沼”という意味を持っています。
雌阿寒岳の噴火の溶岩流によって、川が堰き止められてできた火山性堰止湖。
いまでも火山性ガスが一部吹き出しているので、
強い酸性のため魚は生息しておらず、
エゾサンショウウオがわずかに棲んでいるのみ。
周囲は約2.5キロ、湖をぐるりと取り囲むように湖岸遊歩道が整備されています。
ゆったりと時間をかけて一周するのもおすすめです。
歩く場所によって、湖面の表情が移り変わります。

9月下旬から10月上旬は紅葉も見頃に。
カエデやナナカマドなどが色づき、
湖面のブルーと相まってカラフルな自然の美しさに心奪われます。
冬は湖面が凍結し、真っ白な雪に覆われ、
スノーシューを持参すれば、
湖の上を歩くこともできるそうです。
湖上から間近に見上げる雌阿寒岳は、
普段見ることのできない冬ならではの光景です。
水芭蕉が美しく咲く春、晴天を映し出す夏。
四季折々の表情に出合いに、森の中の湖をぜひ訪ねてみてください。
information
オンネトー
住所:足寄郡足寄町茂足寄 オンネトー
TEL:0156-25-6131(あしょろ観光協会)
※駐車場 あり
