「思いつき」を「形に」する場所
メディアテークの裏手にある、クリエーターのための
サロンスペース「0 base(ゼロベース)」。
震災直後に作られたこのスペースでは、
作品展示や商品開発・販売、ユーストリームでのライブ配信など、
これまで様々なクリエイターによるイベントが行われてきました。
編集者の菅付雅信さんや批評家・音楽家の大谷能生さんによる
トークや仙台の漫画家いがらしみきおさんの刊行記念イベント、
佐々木敦(音楽レーベルHEADZ主宰)さんによる映画講座なども。

このスペースのオーナーは、仙台を拠点にCMディレクターと
して活動する菊地貴公さん。菊地さんはフリーランスで広告を
作る仕事をしながら、1995年4月に「BUBBLE」という家具屋さんを
仙台で立ち上げました(1999年にクローズ)。
ミッドセンチュリーの家具が揃う店内は、
仙台で映像やデザインをする学生たちのサロンとなり、
フリーペーパー「Bubble Paper」の発刊や、仙台のカルチャー番組制作
などの活動に繋がっていきました。
宮城のカルチャーを活発にしたい、宮城で活動するクリエイターを
育てたいという菊地さんの行動力に影響された若者も多いんです。
現在は仙台のクリエイターが作る仙台のタウンガイドWebサイト
「仙台デパートメント」を立ち上げ、地元のクリエイティブを
盛り上げることに取り組んでいます。
「震災の後、仙台では人が集まる場所が
欲しいという風潮がありました。おしゃべりしたり、
人の集まる場所が欲しいと」(菊地さん)
そして立ち上げられたゼロベースにおいては、
アート、音楽、映画、文学などあらゆるジャンルの
クリエイティブなイベントが行われる場になりました。
「場所があると、向こうから面白いこと
がやってくるのが楽しい」という菊地さん。
ゼロベースは「仙台デパートメント」と合わせて、
仙台のカルチャーシーンに欠かせない場所になろうとしています。