地元の人たちに愛される看板メニュー。
子どもから大人まで、地元の人たちでにぎわう「チョロ松」。
奥の厨房でテキパキ働く女性が、このお店の味を守っている2代目の森さん。
「きちんと教えたつもりでも、火加減ひとつで料理の味は変わってしまうし、
お客さんにも伝わってしまう。
両親から受け継いだ味は守っていきたいから、
火を使うメニューはすべて私が作っているの。
ルーツがはっきりしたものをお客さんには食べてもらいたいから、素材はすべて国産。
柚胡椒やお酢、味噌も全部手間をかけて自分たちで仕込んでいるのよ」
と笑顔で話す森さんの姿からは、誇りと気概が伝わってきた。
「かも吸」は森さんのおじいさんの趣味が狩猟だったことから生まれた看板メニュー。
注文が入ってからひとつの土鍋で鴨肉、鴨の内臓やごぼうなどを炊く。
目の前に置かれたあつあつの土鍋の蓋を開け、柚の皮を中に落としてもらうと、
あたりにふわっといい香りが漂った。
きりりと塩が効いた鴨の出汁に浮かんだちゃんぽん麺は、
するすると胃に収まっていく。旨味たっぷりのおすすめの一品。