先代の味を守り続ける「チョロ松」

地元の人たちに愛される看板メニュー。

子どもから大人まで、地元の人たちでにぎわう「チョロ松」。
奥の厨房でテキパキ働く女性が、このお店の味を守っている2代目の森さん。
「きちんと教えたつもりでも、火加減ひとつで料理の味は変わってしまうし、
お客さんにも伝わってしまう。
両親から受け継いだ味は守っていきたいから、
火を使うメニューはすべて私が作っているの。
ルーツがはっきりしたものをお客さんには食べてもらいたいから、素材はすべて国産。
柚胡椒やお酢、味噌も全部手間をかけて自分たちで仕込んでいるのよ」
と笑顔で話す森さんの姿からは、誇りと気概が伝わってきた。

「かも吸」は森さんのおじいさんの趣味が狩猟だったことから生まれた看板メニュー。
注文が入ってからひとつの土鍋で鴨肉、鴨の内臓やごぼうなどを炊く。
目の前に置かれたあつあつの土鍋の蓋を開け、柚の皮を中に落としてもらうと、
あたりにふわっといい香りが漂った。
きりりと塩が効いた鴨の出汁に浮かんだちゃんぽん麺は、
するすると胃に収まっていく。旨味たっぷりのおすすめの一品。

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石川県は、日本海に面し、加賀百万石の歴史と文化、そして豊かな里山里海の風景が息づく土地です。海と山に育まれた自然の中に、城下町や温泉地、伝統工芸の産地など、多彩な景色が広がっています。古くから北前船の寄港地として人や文化が行き交い、多様な交流の中で独自の文化を育んできました。加賀と能登、それぞれ異なる風土と歴史が重なり合い、土地ごとに個性豊かな魅力が息づいています。

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