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明治時代の旅館建築「冨士屋ギャラリー 一也百」

おでかけコロカル|大分編

posted:2013.6.24  from:大分県別府市  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor's profile

BEPPU PROJECT

2005年に発足した、大分県別府市を拠点に活動するアートNPO。別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」の開催や、「国東半島アートプロジェクト2012」のディレクションのほか、現代美術の普及やアーティスト・イン・レジデンス事業などを展開。フリーマガジン「旅手帖 beppu」の発行や、アートやダンス、音楽、演劇など多彩なプログラムが開催される市民文化祭「ベップ・アート・マンス」の運営など、まちとアートをつなぐ活動を続ける。
http://www.beppuproject.com/

暖簾を下ろした旅館を、新たに人が集う場所に。

鉄輪(かんなわ)で平成8年まで「冨士屋旅館」として営業していた
「冨士屋ギャラリー 一也百(はなやもも)」は、
明治32年に建てられた建物で、別府に唯一残る明治時代の旅館建築。
衣料品店、食料品店など、趣のある長屋が連なる奥、
現在の蒸し湯の場所にあった「冨士屋」本館の最後の日。
取り壊されていく様子を見つめた冨士屋ギャラリー代表の安波(やすなみ)治子さんは、
「悲しくてしょうがなかった」と振り返る。
新館も、建物の老朽化に伴い営業を停止した際に、取り壊される予定だった。
「けれど、頼んでいた解体業者さんが来た当日、そのまま追い返しちゃったの」
鉄輪という場所で過ごした記憶が、そうさせたのだろう。
無理なく冨士屋の空間と価値を残していくために選んだ手段が、
ギャラリーとして再生させ、開放することだった。

現在、冨士屋では、コンサートや展覧会などのイベントが開催されている。
そこでは、音楽や作品を通じて訪れた人が交流を深め、
終われば皆それぞれの家へ帰って行く。
「同じなんです、旅館のときと。旅人も訪れて、交流し、やがて去って行く。
昔から、ここはそういう場所だったんですよね」

information

map

冨士屋ギャラリー 一也百

住所 大分県別府市鉄輪上1
TEL 0977-66-3251
「はなやももセレクトショップ」営業時間 10:00 〜 17:00
月・火休
*ギャラリー、ホールの営業時間はイベントにより異なります
http://www.fujiya-momo.jp/

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