村のPRも担うコーヒーの名店 「Kaffee Straße」

遠方からのお客さんも多数。
木工作家などのクリエイターも。

松本市の中心部から自動車で40分ほどの朝日村。
コーヒーの名店として、遠方から足を運ぶお客さんも多いカフェ・シュトラッセは、
この地にオープンしてすでに数年たちます。

開店当初こそ周囲のことを調べる余裕がなかったと話す店主の児玉 理さんですが、
次第に「お客様に、村のギャラリーや懐かしい農村風景も知ってもらいたい」と考えるように。
きっかけは、村に在住する多くの木工作家が店に集まるようになったこと。
「せっかくなら互いを引き立て、もっとお客様に得な気分を味わってもらえないだろうか」
そんな気持ちを抱き、周りへアクションを起こしていったのだそう。

農家、パン屋、工芸家とともに、
村の魅力を伝えるマルシェを開催。

例えば、近所の家具工房スタイル・ガレに声をかけて実現したイベントが
「工房マルシェ─七月の市─」。

このマルシェは、スタイル・ガレを主会場に、
シュトラッセや地元農家、パン屋、工芸家などが集まり、
それぞれの商品や作品を展示販売するピクニック気分のプチ市場。
初の試みに多くの村人が賛同し、行政関係者や村の議員の目にもとまったのが、
一番の収穫だったと振り返ります。
その他、朝日村の美術館で村内の作家による企画展を開催し、
これをきっかけに作家たちによるグループ「朝日村つくりびと」も結成。
さらに冬に企画した「工房マルシェ─十二月の市─」も成功をおさめ、
今では議員と作家たちとの懇談会まで開かれるようになったのだとか。
「(春の)芽吹きの時季にはアカシアの木の下でマルシェを開催できたら」
と楽しそうに話す児玉さん。
この土地の素晴らしさを十分に感じられる絶好の機会のため、
開催の時期を狙って旅行の際に足をのばすのもおすすめ。
朝日村の新しい動きはまだまだ始まったばかりです。