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posted:2017.5.5 from:神奈川県足柄下郡真鶴町 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Ichico Enomoto
榎本市子
えのもと・いちこ●エディター/ライター。東京都国分寺市出身。テレビ誌編集を経て、映画、美術、カルチャーを中心に編集・執筆。出張や旅行ではその土地のおいしいものを食べるのが何よりも楽しみ。
神奈川県の西、真鶴半島に息づくさまざまなものづくりを「作品」と捉え、
半島そのものを美術館に見立ててそのストーリーを発信してきた
「真鶴半島イトナミ美術館」。
相模湾に突き出すようなかたちで浮かぶ真鶴半島の先端には、
「お林」と呼ばれる豊かな森があり、
『美の基準』と呼ばれる真鶴らしさをまとめた規範が、
まちの暮らしの風景を守ってきました。
そんな真鶴の魅力を映像で表現したムービーが公開されています。
映像では、真鶴半島イトナミ美術館の記事にも登場したまちの人たちが、
それぞれのストーリーを語っています。
真鶴においしい魚が集まる理由。
真鶴のアトリエでものづくりをする風景。
まちづくりに携わる人。
アートが好きな干物屋さん。
真鶴に暮らす人たちの営みの風景が映し出されます。
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ディレクターを務めた映像作家の松平直之さんは、
真鶴に何度も通い、滞在しながらこの映像をつくり上げました。
町民の方たちともすっかり仲良くなった松平さんはこう言います。
「町民みんなが海に浮かんだ月を眺め続けられるように
市町村で初めて独自の条例をつくり、
国が進める都市計画からまち並みを守った海森のまち。
『美の基準』と呼ばれるその条例を読むと
69篇の詩のようでもあるし、絵本のようでもあって、
要約すると『人間の営む生活風景は美しい』と書かれています。
私がまちで一番お世話になった方の
『箱庭みたいなこのまちを愛しく思う』という言葉のとおり、
箱庭みたいに小さくて、空と海と森と人がとても近くで暮らしている場所。
多くの方々に真鶴町を知っていただけるよう、その魅力を映像に編み込みました」
そんな思いのこもった、ディレクター特別バージョンも。
このほか、ロングバージョンも準備中です。
気持ちのいい季節。真鶴半島イトナミ美術館の記事と
ムービーを見ながら、真鶴半島めぐりをしてみては。
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