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posted:2017.5.7 from:山口県下関市 genre:旅行
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Ebihara
海老原 悠
えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。
1989年7月より運行を続けてきた〈トワイライトエクスプレス〉(大阪〜札幌間)が、
運行終了となったのは2015年3月。
鉄道ファンのみならず、寝台列車の旅のロマンに胸躍らせていた人にとっては
大変残念なニュースでした。
そのトワイライトエクスプレスの伝統と誇りを受け継ぐ新たな寝台列車が、
2017年6月17日に運行を開始します。
1日に1か所立ち寄り観光をし、1泊2日だと2か所立ち寄ります。
山陽コース(下り)1泊2日の、せとうちの歴史に触れる旅では、
大阪・京都を出発し、倉敷駅(大原家旧別邸など)、
南岩国駅(錦帯橋、古川資料館)に立ち寄って観光し、
車内から、明石海峡や、和気町、尾道水道、瀬戸内海などが眺められます。
山陰コース(下り)1泊2日の、文豪と維新の歴史をたどる旅では、
大阪から京都を経て山陰線に入り、
城崎温泉駅、萩駅・東萩駅(松下村塾など)に立ち寄り下車して観光し、
余部橋梁、折居海岸、世界遺産の萩反射炉、深川湾を車内から見ることができます。
また、立ち寄り場所を変えたそれぞれの上りのコースもあります。
外観は、N700系など数々の列車のデザインを手がけてきた
インダストリアルデザイナー・福田哲夫さんによるデザイン。
デザインコンセプトは「ノスタルジック・モダン」。
トワイライトエクスプレスの伝統と上質さを表現した「瑞風グリーン」の車体は、
自然にもよく馴染みます。
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インテリアや車内のレイアウトは、建築家・インテリアデザイナーの浦 一也さんが監修。
車内を彩るアートや伝統工芸品は山陰・山陽の工房や作家のものが多数使用されています。
例えば、鳥取の写真家・植田正治の写真を展示していたり、島根出雲市の出西窯の茶器や、
岡山の備前焼の花入を展示。
アールデコ調をベースにしたインテリアの車内によく合います。
さらに、ハンガーは兵庫県豊岡市の中田工芸株式会社の瑞風オリジナルハンガーを
各客室に置いているというこだわりようです。
さらにオープンキッチンでは、フードコラムニスト門上武司さんプロデュースのもと、
食の匠の監修による、沿線の厳選食材を使用した食事を楽しめます。
車窓には山陽・山陰の風光明媚な景色。
それを眺めながら、最終目的地下関までのあいだ、観光を挟みつつゆったりと過ごし、
夜には極上の食事をいただくという、列車でしか味わえない贅沢なひととき。
日頃のご褒美に寝台列車旅はいかがでしょうか?
information
TWILIGHT EXPRESS MIZUKAZE
トワイライトエクスプレス瑞風
2017年6月17日(土)運行開始
http://twilightexpress-mizukaze.jp/
大人ひとりあたり270,000円(1泊2日ロイヤルツイン2名利用)~1,250,000円(2泊3日ザ・スイート2名利用)。コースや時期、利用人数などにより料金は異なるので、ホームページで確認を。
現在、第2期分(10月・11月出発分)の資料請求・申し込みを受付中。
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