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posted:2014.10.27 from:富山県富山市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
北陸の富山県で、「富山もようプロジェクト」という
ユニークなプロジェクトが行われています。
これは、富山の魅力を表すテキスタイルデザインで、
富山を彩り、豊かな暮らし・素敵な街づくりを目指す
というプロジェクト。
「マリメッコ」でも活躍するテキスタイルデザイナー・鈴木マサルさんが
富山を訪れて受けたインスピレーションをもとにデザインした図案から、
さまざまな展開が生まれています。
2014年8月には、北陸で25万部を発行する「北日本新聞社」の
130周年記念として、富山の魅力をモチーフにしたテキスタイルデザインの
ラッピング紙面を4日連続で披露したんです。
日替わりのテーマは4つ。
富山を代表する自然「立山連峰」、食の「シロエビ」、
富山の豊かな水「水流」、そして文化の「ガラス工芸」。
そして先日、「合掌造り集落」を
モチーフにしたラッピングが登場しました。
立山連峰を描いた「tateyama」
シロエビを描いた「shiroebi」
富山の豊かな水を描いた「mizu」。富山の山の水流は、ほんとうに、こんな色をしているのだそうです。
ガラス工芸を描いた「garasu」。
秋の美しい世界遺産五箇山の合掌造り集落がモチーフになった新柄「syuraku」
新柄のモチーフになった相倉合掌集落にて。築200年、五箇山合掌の宿・庄七のご主人。
このラッピング紙面を使って、地元の人向けに手提げバッグを作る
ワークショップなども開かれています。
ワークショップでは自然豊かな高知・四万十から発想された環境的な新聞の活用法、「四万十新聞バッグ」にならって富山もようバッグを作りました。
そのほか、ランチョンマットにも。
ラッピングにも。
新聞紙をフル装備。
今後同プロジェクトでは、これらのデザインを生かし、
日用品、商業施設、交通機関などさまざまな場面で、
地域の暮らしを豊かに彩る展開を図っていくのだそう。
新着情報など、詳細は「富山もよう」Facebookにて。
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