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浅葉克己、仲條正義、服部一成らが
日本の伝統工芸とコラボ
「DENTO-HOUSE」

コロカルニュース

posted:2014.1.29   from:東京都千代田区  genre:ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

日本を代表するデザイナーたち勢揃いのプロジェクト

日本のトップ・グラフィックデザイナーと、
伝統工芸がコラボレーションしたプロジェクト「DENTO-HOUSE」。
歴史とその地域の風土が生み出した、日本の伝統工芸品の魅力を、
グラフィック・デザインによって再発見するこころみです。

その参加メンバーは、
浅葉克己、仲條正義、井上嗣也、服部一成、中村至男。
海外でも高い知名度を誇る、日本を代表するデザイナーたちが揃いました。

プロジェクトでは、秋田の川連漆器、青森の津軽塗、岩手の浄法寺塗などの
シンプルでありながらも洗練されたいにしえの技術とコラボレーション。
いわゆる「伝統工芸品」のデザインにデザイナーたちが
新しい変化を加え、未来に伝えていくことを目指しているのだそう。
作品はアート作品として販売もされます。
それではそのすてきな作品たちをご紹介しましょう。

「大雁塔屏風」デザイナーは浅葉克己。秋田・川連漆器の技術を用いています。中国の西安のシンボルといえる大雁塔をモチーフに、川連漆器の技法を用いて全面漆塗りで仕上げた壮大な作品です。

「日月譚屏風」デザイナーは井上嗣也。こちらも秋田・川連漆器。月から太陽へ移ろう様子が水面に映る情景を、川連漆器の伝統的な技法である沈金を用いて表現した屏風です。

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「橋」デザイナーは仲條正義。岩手県二戸市の「浄法寺塗」でつくられたもの。朱赤と溜色の漆で丁寧に塗り上げられた半月盆に映える、現代的なパラソルのモチーフ。

「カジノ重箱」デザイナーは服部一成。秋田・川連漆器のプロダクト。天面には繊細な蒔絵と漆によってサイコロやトランプなど、賭けごとのモチーフが描かれ、四段重ねの側面には数字があしらわれています。

「猫」デザイナーは仲條正義。今にも歩き出しそうな、猫をモチーフにしたかわいらしいサイドテーブル。

「浮くこけし 赤 / 浮くこけし 黒」宮城伝統こけしの技術で作られたもの。デザイナーは中村至男。頭と胴体の部分に磁石が隠されており、頭がふわふわと浮いています。

「DENTO-HOUSE」プロジェクトは、
東京での展示に続き、ただいまフランス・パリにて
展覧会を開催しています。海外の方はどんなふうに
伝統工芸とグラフィックのコラボを見るのでしょうか?
反応が楽しみです。

DENTO-HOUSE

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