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アートに染まる早春の京都。
「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023」
3月4日、5日開催

コロカルニュース

posted:2023.2.24   from:京都府京都市  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Saori Nozaki

野崎さおり

のざき・さおり●富山県生まれ、転勤族育ち。非正規雇用の会社員などを経てライターになり、人見知りを克服。とにかくよく食べる。趣味の現代アート鑑賞のため各地を旅するうちに、郷土料理好きに。

名勝庭園「渉成園(枳殻邸)」など3つのメイン会場で、
若手アーティスト40組の作品を展示

「ARTISTS’ FAIR KYOTO」はアーティストが企画から出品までを自ら行う、
従来の枠組みを超えたアートフェアとして2018年にスタートし、
今回が6回目の開催となります。

伝統から革新を生み出してきた京都で、
アーティストが世界のマーケットを見据え、
次の次元へと活躍の場を拡大するアートの特異点を目指すアートイベントです。

『ARTISTS’ FAIR KYOTO』

出品するアーティストは、20代から30代の若手40組。
公募による選出のほか、ディレクターと世界的に活躍する15組のアーティストからなる
「アドバイザリーボード」が選出したアーティストたちです。

東京駅を設計したことでも知られる辰野金吾とその弟子、長野宇平治が設計した京都府京都文化博物館 別館。

東京駅を設計したことでも知られる辰野金吾とその弟子、長野宇平治が設計した京都府京都文化博物館 別館。

京都新聞ビル 地下1階。

京都新聞ビル 地下1階。

今回は、これまでも会場となっていた京都府京都文化博物館 別館、
京都新聞ビル 地下1階に加え、東本願寺の協力により
東本願寺飛地境内にある名勝庭園「渉成園(枳殻邸)」(しょうせいえん・きこくてい)が
展示会場に加わりました。

東本願寺飛地境内にある名勝庭園「渉成園(枳殻邸)」

東本願寺飛地境内にある名勝庭園渉成園(枳殻邸)。

今回新たに展示会場となった名勝庭園、渉成園(枳殻邸)は、
1641(寛永18)年に三代将軍、徳川家光が約1万坪の土地を寄進。
著名な文人、石川丈山の趣向を組み入れた庭がつくられました。

辰野金吾とその弟子、長野宇平治が設計し、
重要文化財でもある京都文化博物館 別館と、
輪転機のインクの跡や匂いの残る京都新聞ビル 地下1階。
そして渉成園(枳殻邸)。趣の異なる3か所のユニークヴェニューを舞台に、
ペインティングからテクノロジーを駆使したインスタレーションまで、
若手アーティストによる多種多様な表現手法の作品が展示だけでなく販売も行われます。

メイン会場の渉成園(枳殻邸)では、
若手アーティストを推薦するアドバイザリーボードのメンバーらによる展覧会も開催。
若手アーティスト9組の作品の展示に加えて、
本イベントのディレクターを務める椿昇をはじめ、
池上高志、加藤泉、名和晃平、やなぎみわなど、
国際的に活躍する14組のアーティストの作品が展示されます。
しかも、通常は非公開の茶室や書院など、
歴史的建造物の貴重な空間が展示のため公開されることになっています。

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アートを各方面から盛り上げる数々の関連イベントも

「ARTISTS' FAIR KYOTO 2023 マイナビ ART AWARD」の審査員たち。

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023 マイナビ ART AWARD」の審査員たち。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023に伴って、
さまざまなイベントが開催されます。
恒例となっている「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023 マイナビ ART AWARD」では
ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023出品作品から、特にすぐれた作品を選出し表彰。
表彰式がイベントに先駆けた2023年3月2日(木)に一般公開で行われます。

前回「ARTISTS‘ FAIR KYOTO 2022 マイナビ ART AWARD」の授賞式の模様。

前回「ARTISTS‘ FAIR KYOTO 2022 マイナビ ART AWARD」の授賞式の模様。

Goh Uozumiの個展が開かれる重信会館。

Goh Uozumiの個展が開かれる重信会館。

昨年ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022 マイナビ ART AWARDで
最優秀賞を受賞したGoh Uozumiは、
ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023開催中に下京区にある重信会館で個展を開催。
新作が展示されます。

2022年、清水寺会場で展示されたアートユニットYottaによる巨大作品『花子』。

2022年、清水寺会場で展示されたアートユニットYottaによる巨大作品『花子』。

また2022年に続き、アートユニットYottaによる巨大作品『花子』が登場します。
前回は清水寺会場での展示が話題を呼びましたが、
今回は東本願寺御影堂門前に場所を移した展示です。

ディレクターを務め、個展も開催する椿昇の作品。

ディレクターを務め、個展も開催する椿昇の作品。

ARTISTS’ FAIR KYOTOでディレクターを務める椿昇の個展は
〈MtK Contemporary Art〉で2月26日から4月2日まで開かれます。

他にもARTISTS’ FAIR KYOTOのコンセプトに共感した企業が
過去の出品作家らなどとコラボレーションし、
展覧会を開催するサテライトイベントや、アートの重要な要素である批評を
グローバルに育てる若手批評家育成プロジェクト、
過去の出品アーティストらのスタジオ制作現場を探検するオープンスタジオ企画
「OPEN ARTISTS’ STUDIOS 2023」やトークイベントなど、まさに盛りだくさんです。

作品の展示販売、批評や選定に表彰、
そして創作の現場に入り込むことも含めた多面的なアートイベント
ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023。
作品購入も視野に入れながら、若い才能から生まれた作品を鑑賞できる機会です。

information

map

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023 

京都府京都文化博物館 別館(京都市中京区三条高倉)会場

住所:京都府京都市中京区東片町623-1

日程:2023年3月4日(土)・3月5日(日)

開場時間:10:00~18:00(最終入場17:30)

入場料: 一般 1000円 大学生 500円(要・学生証)高校生以下 無料(要・学生証)

京都新聞ビル 地下1階会場

住所:京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239

日程:2023年3月4日(土)・3月5日(日)

開場時間:10:00~18:00(最終入場17:30)

入場料:無料 

渉成園(枳殻邸)会場

住所:京都府京都市下京区東玉水町

日程:2023年3月4日(土)~3月12日(日)

開場時間:9:00 ~ 17:00(最終入場16:00)

入場料:一般 2000円 大学生 1000円(要・学生証)高校生以下 250円(要・学生証)

※渉成園(枳殻邸)での若手アーティストによる展示は、2023年3月4日(土)・3月5日(日) のみ

※未就学児は無料。(要保護者同伴)※障がい者手帳等をご提示の方と付き添い1名までは無料

web:ARTISTS’ FAIR KYOTO公式サイト

*価格はすべて税込です。

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