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posted:2022.5.30 from:岩手県盛岡市 genre:暮らしと移住
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writer profile
Haruna Sato
佐藤春菜
さとう・はるな●北海道出身。国内外の旅行ガイドブックを編集する都内出版社での勤務を経て、2017年より夫の仕事で拠点を東北に移し、フリーランスに。編集・執筆・アテンドなどを行なう。暮らしを豊かにしてくれる、旅やものづくりについて勉強の日々です。
2022年6月16日(木)~18日(土)、
東北“発”の合同展示会〈entwine(エントワイン)〉が、
3年ぶりに開催されます。
場所は岩手県・盛岡市。東北を拠点に活動するブランド・ショップを中心に、
衣・食・住にまつわる27社が全国から出展します。
会場となるのは、盛岡市内に現存する洋館の中で
最も古いとされる〈旧石井県令邸〉。
市の歴史的建造物にも指定されている煉瓦造りの3階建ての建物で、
明治18年~19年(1885~1886)に、
県令(当時の県の長官)・石井省一郎の私邸として建設されたと伝わります。
主催者のひとりで、盛岡市内で
家具や雑貨を販売・開発する〈Holz(ホルツ)〉の平山貴士さんに聞くと、
「絡む/絡まる」という意味ももつ〈entwine〉は、
この建物からもインスピレーションを受けたものだそう。
「建物に絡む蔦の葉ように、展示会を通じて人が絡まり、
新しい縁が生まれてほしい」という思いも込められています。
〈entwine〉の初開催は2015年。福岡など、
首都圏以外の場所でも展示会がスタートした時期で、
企画した意図には、東北のつくり手を紹介することはもちろん、
「entwineをきっかけに盛岡に足を運んでもらい、
まちを楽しんでもらいたい」という思いもあったと言います。
3年ぶりに開催となる今年の出展者は、
半分以上が東北を拠点とし、昨年立ち上がったブランドもあるなど、
はじめて参加するメンバーも複数。
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初日の16日(木)はバイヤーやメディア関係者を対象とした商談日、
17日(金)、18日(土)は誰でも入場できる展示販売会となるため、
まだ見たことがない製品に出会えたり、つくり手と交流できるなど、
モノに込められた想いを聞くことができる特別な機会となるはずです。
〈旧石井県令邸〉は、イベント時などに限り公開されるので、
〈entwine〉は歴史的建造物を堪能できる貴重な機会でもあります。
売り上げの一部は、建物の保全にも活用されるのだとか。
「〈“en”twi“ne”〉という言葉は“en”に挟まれているんです」
とも教えてくれた平山さん。
さまざまな「en」が生まれる予感がする〈entwine〉に合わせ、
盛岡を散策してみるのはいかがでしょうか。
information
entwine
日時:2022年6月16日(木)~18日(土)11:00~18:00
※16日(木)はバイヤーやメディア関係者のみ入場可能な商談日
※最終日18日(土)は17:00まで
場所:旧石井県令邸(岩手県盛岡市清水町7-51)
出展者:〈YOAKEnoAKARI〉、〈EFRICA〉、〈Mizusaki Note〉、〈Holz〉、〈casane tsumugu〉、〈hajime tamura ceramics on u〉、〈sakamoto yoshiko〉、〈佐藤木材容器〉、〈TATAMIZE〉、〈Antique Show〉、〈CLASSOCO FURNITURE〉、〈コロン〉、〈ABE HOME SHOES〉、〈Chi〉、〈r23atelier88〉、〈小嶋総本店 米糀のあまさけ〉、〈INO44 DESIGN〉、〈鶫〉、〈UTOPIA〉、〈NOBLE EXPERIMENT〉、〈blanc〉、〈moonstar〉、〈Canako Inoue〉、〈SOTA LEATHER PRODUCTS〉、〈ROUND ROBIN〉、〈ペンギン文庫〉、〈carta〉
Web:entwine
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