news
posted:2022.5.17 from:京都府京都市中京区 genre:旅行
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
日本最古の綿布商として400年余り続く〈永楽屋〉。
その十四代目当主の名「細辻伊兵衛」を冠した美術館〈細辻伊兵衛美術館〉が
2022年4月17日(日)に京都市中京区に誕生しました。
1階には、同館のメインの展示品となる「手ぬぐい」が。
江戸、明治、大正、昭和、平成、令和と6つの年号にわたり、
永楽屋が各時代の最高技術を結集し製作したものが展示されています。
日本独自の発展を遂げた手ぬぐいは、
江戸時代から明治初期にかけ、多くの日本人に親しまれてきました。
それゆえ、時代の文化・風俗を映してきたデザインも多く、
当時の染織技術や歴史的な資料としてもずいぶんおもしろく感じられるはずです。
Page 2
2階には、⼗四代続く歴代の細辻伊兵衛の功績を
資料などを交えて辿る展示も。
もちろん、ミュージアムショップも併設され、
ここでしか購入できないユニークな手ぬぐいなどが販売されます。
ちなみに、なんとチケットも手ぬぐいでできています。
⼀般的な手ぬぐいより密に織られた、十四代目細辻伊兵衛による
オリジナル小巾木綿生地「十四世」を使用。
型友禅の技法を生かした染色で、観賞後もさまざまな活用ができそうです。
チケットが手ぬぐいというのは、世界初の取り組みなんだそう。
人々の生活をつないできた手ぬぐいについて、
この機会にぜひ同館で学んでみてはいかがでしょう。
information
細辻伊兵衛美術館
住所:京都府京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
開館時間:10:00〜19:00(ご入館は18:30まで)
休館日:なし ※展示替期間・施設の点検等での臨時休業あり
入館料:⼀般1000円、大学生・高校生・中学生 900円(要学⽣証提⽰)※⼿ぬぐいチケット付き、⼩学⽣以下 300円(手ぬぐいなし)
Tel:075-256-0077
Web:細辻伊兵衛美術館 公式サイト
*価格はすべて税込です。
Feature 特集記事&おすすめ記事