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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
舞台芸術を中心とした芸術活動のための滞在制作
(=アーティスト・イン・レジデンス)を行う施設として、
開館以来、多くの国内外のアーティストを受け入れてきた、
兵庫県の〈城崎国際アートセンター〉。
2022年4月1日、そんな同施設に、テレワーク拠点となるスペース
〈WORKATION IN TOYOOKA @KIAC〉が誕生しました。
観光の核を「モノ」や「食」の消費から、
「豊岡のローカル」への憧れや共感へと切り替え、
来訪者が市内の人々と交流することで、まちに共感し、
あこがれや愛着を抱き、何度も訪れ、長期滞在してもらう
「コミュニティツーリズム」の実現を目指す豊岡市。
新たにできたここは、城崎温泉の「まち全体がひとつの旅館」という考えのもと、
まちぐるみで人々を迎え入れてきた経緯から、泊まる・食べる・買うに、
今回新しく「働く」を加え、新たなテレワーク拠点としてつくられました。
設計は、スキーマ建築計画が担当。
近年の急速な働き方の変化でワーケーションの需要拡大が予想される中、
城崎温泉の強みを活かし、豊岡独自のローカルを感じ、
メリハリをつけて仕事ができる環境をコンセプトに設計。
個人客が多い城崎温泉の特徴から、独立したワーキングデスク(11台)と、
オンライン会議にも対応する空間としてワーキングルーム(個室/2室)を整備。
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テラススペースは、利用者が気分転換を行うだけでなく、
利用者同士や利用者とKIAC滞在アーティストとの
コミュニケーションが生まれる空間としても期待されています。
先にも書いた通り、WORKATION IN TOYOOKA @KIACは
豊岡市におけるワーケーションやテレワークの拠点。
今後、市は各地にこのようなテレワークの拡大を検討しているといいます。
ちなみにWORKATION IN TOYOOKAのロゴマークを手がけたのは、
東京と沖縄に拠点を構えるデザイン事務所・〈高い山〉。
頭文字のW、I、T を、伸びていくグラフやアンテナに見立て、効率的なイメージを、
“WIT”という愛称を与えることで、 親しみを持ってもらえるような、
シンプルで明快なアイデンティティーを目指したのだそう。
滞在の幅がさらに広がった豊岡市。
テレワークの気分を変えたくなったら、
ぜひ豊岡市に足を運んでみてはいかがでしょう。
information
WORKATION IN TOYOOKA @KIAC(ワーケーション イン トヨオカ アットキアック)
場所:兵庫県豊岡市城崎町湯島 1062
アクセス:JR城崎温泉駅から徒歩20分
営業時間:9:00〜17:00
休業日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始
Tel:0796-32-3888(城崎国際アートセンター宛。受付は午前9時から午後5時まで)
施設使用料:ワーキングデスクはひとりにつき1時間以内は500円、1時間超えの連続利用は1000円。ワーキングルームは、ワーキングデスク使用料に1時間当たり200円を加算した金額。
*価格はすべて税込です。
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