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「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」
「アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-」
「下町芸術祭」
この秋、神戸の山・まちを大胆に使った
注目のアートイベントが開催

コロカルニュース

posted:2019.9.12   from:兵庫県  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

芸術の秋ということで、日本各地でアートイベントが盛んになるこれからの時期。
神戸でもまちをあげて、さまざまなイベントが開催されます。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019

六甲山上に土地や景観を生かした現代アート作品が
点在する「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」。
ピクニック気分で、自然とともに存在するアート作品を楽しめるイベントです。

2010年から始まり、通算通算300組を超えるアーティストが
出展したこのイベントは、今年で10回目を迎えます。
今年は過去最多となる以下の42組のアーティストの作品が登場。

浅野忠信/市川平/伊藤存/岩城典子/岩谷雪子/植松琢麿/
宇野亞喜良/江頭誠/榎忠/大石麻央/大﨑のぶゆき/大野公士/大畑幸恵/
OBI/風間天心(GermanSuplexAirlines)/金子未弥/狩野哲郎/國久真有/
栗真由美/黒田恵枝/小出ナオキ/佐川好弘/松蔭中学校・高等学校美術部/
杉谷一考/鈴木なるみ/大東真也/髙橋匡太/中森大樹/野村由香/秦まりの/ヒロセガイ/
藤江竜太郎/伏見雅之/藤本由紀夫 *astronavigation/本多大和/前田耕平/
前田真治(GermanSuplexAirlines)/YOSHIHIRO MIKAMI+HAJIME YOSHIDA/
盛圭太/山口典子/葭村太一/若田勇輔

明治時代に居留外国人によってレジャーの山として開発された六甲山。
現在も、そのすばらしい眺望や豊かな自然で多く人が訪れます。

ちょうど紅葉が美しい時期までイベントは開催されているので、
時期を見計らって足を運ぶと、より一層魅力的な六甲山に巡り会えるかもしれません。

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六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019

会期:2019年9月13日(金)~11月24日(日)※会期中無休

開催時間:10:00~17:00 ※会場により17:00以降も鑑賞できる作品あり

会場:六甲ガーデンテラス/自然体感展望台 六甲枝垂れ/六甲山カンツリーハウス/六甲高山植物園/六甲オルゴールミュージアム/六甲ケーブル/天覧台/風の教会(グランドホテル 六甲スカイヴィラ会場含む)/六甲有馬ロープウェー(六甲山頂駅)/記念碑台(六甲山ビジターセンター)/TENRAN CAFE(プラス会場)

※プラス会場「TENRAN CAFE」の展示作品については、カフェのご飲食利用が必要。

主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社

総合ディレクター/キュレーター:高見澤清隆/六甲オルゴールミュージアム シニアディレクター

Web:https://www.rokkosan.com/art2019/

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アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-

やなぎみわ演出の野外劇『日輪の翼』の舞台車

やなぎみわ演出の野外劇『日輪の翼』の舞台車

神戸市の西部、兵庫港、新開地、新長田を中心に開催される
「アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-」は、グローカルに発展する
クリエイティブ・シティとしての神戸の新たな可能性を
2名の現代アーティストとともに見出し、地域と連携した作品を創作、
異次元の世界や異空間へ“飛び越えて”いくことを目指すプロジェクト。

ディレクターを務めるのは、国立国際美術館の客員研究員であり、
インディペンデントキュレーターとしてヨコハマトリエンナーレ2014など
国内外の美術展を数多く手がける林寿美氏。

参加作家は、2001年のヴェネツィア・ビエンナーレで
ドイツ館代表作家となり、金獅子賞を受賞したグレゴール・シュナイダー氏と
神戸市兵庫区生まれのやなぎみわ氏。
彼らの美術作品や野外劇などの様々な仕掛けが会場に出現します。

2名のアーティストは、兵庫港、新開地、新長田周辺をどのように解釈し、
作品を制作するのでしょうか。ぜひ、会場で目撃してみてください。

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アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-

会期:2019年9月14日(土)~11月10日(日)

主催:TRANS-KOBE実行委員会/神戸市

参加作家:グレゴール・シュナイダー、やなぎみわ

ディレクター:林寿美

開催エリア:新開地地区、兵庫港地区、新長田地区

Web:http://trans-kobe.jp/

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下町芸術祭2019

2014年にスタート、神戸市長田区で地域のアーティストやNPO、
建築家、商店主が集まり、始動したアートプロジェクト「下町芸術祭」。
2年に1度のタイミングで開催され、古民家や劇場、使用されなくなった保育所など
地域の様々な場所で展示やパフォーマンスが行われます。
下町の風情を楽しみながら、地元の人がつくったアート作品を楽しむのも良さそうです。

information

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下町芸術祭2019

会期:2019年10月12日(土)~11月10日(日)

休業日:プログラムに準ずる

会場:【長田区南部】ArtTheater dB Kobe、角野邸、旧駒ヶ林保育所、鉄人広場、個人宅(K邸、F邸、G邸、O邸、Y邸)、喫茶パペポ、神戸映画資料館、駒どりの家、野瀬病院、マップペース Gnu、旧合田邸、Atelier KOMA、 二葉じぞう広場、 駒どりの家、駒ヶ林会館、コミュニティカフェ・ナドゥリ、はっぴーの家ろっけん、 神戸奄美会館、スタジオ・ 長田教坊、スマイルネットセミナールーム、39SAIGON、地下鉄海岸線各駅(新長田駅、駒ヶ林駅、苅藻駅)

【兵庫区南部】 地下鉄海岸線各駅(御崎公園駅・和田岬駅・中央市場前駅)

プログラム

講座プログラム「下町芸術大学」 ディレクター:角野史和

エキシビションプログラム「from 此処から、此れから」ディレクター:小國陽佑

パフォーマンスプログラム「家が歌う」ディレクター:横堀ふみ

森村泰昌 下町物語プロジェクト2017-2019「釜ヶ崎・須原・福原」 キュレーター:木ノ下智恵子

写真展示プログラム「下町寫眞展」 ディレクター:岩本順平

つなぐプログラム ディレクター:田中幸恵

Web:https://shitamachi-artfes.com/

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