news
posted:2019.7.1 from:東京都台東区 genre:アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
恐いけれど、ちょっと見てみたい。
人には昔から、そんな心理があるのでしょうか。
江戸末期から明治にかけて活躍し、
「牡丹燈籠」「真景累ケ淵」「死神」などの名作落語を生み出した
落語中興の祖、三遊亭圓朝はあまたの幽霊画を収集していたそうです。
2019年8月1日(木)〜31日(土)、東京・谷中の全生庵にて、
その圓朝のコレクションを特別公開する
谷中圓朝まつり「幽霊画展」が開催されます。
展示されるのは、伝・円山応挙、柴田是真、伊藤晴雨、河鍋暁斎など、
著名な画家が描いた幽霊たち。
圓朝は、怪談噺創作の参考とするために幽霊画を収集していたのだとか。
本物の幽霊画から創作された怪談噺なんて、なかなか恐そうですね!
トップイメージ:伝・円山応挙『幽霊図』〈全生庵〉所蔵
Page 2
全生庵は、1883(明治16)年に建立された、臨済宗国泰寺派の寺院。
圓朝の墓所があることから、圓朝が収集したコレクションを所蔵しています。
谷中圓朝まつりでは、落語ファンにはうれしい寄席なども開催されます。
圓朝の命日、8月11日(日)には、
法要、奉納落語、お焚き上げが行われる「圓朝忌」と「圓朝座」を開催。
圓朝座では、鈴々舎馬桜さん、古今亭菊之丞さんの落語が楽しめます。
8月17日(土)は「第三十五回 圓朝寄席」。
こちらには三遊亭鳳楽さん、三遊亭好楽さん、三遊亭圓橘さんが登場。
8月24日(土)は、実話怪談師が語る「掛け合い噺『死神』」。
牛抱せん夏さん、上間月貴さんによる怪談が聞けます。
昔ながらの怪談に興味がある方は、こちらへ出かけてみては?
詳しくは公式サイトをご覧ください。
information
谷中圓朝まつり「幽霊画展」
会期:2019年8月1日(木)〜2019年8月31日(土)
開館時間:10:00〜17:00(最終入場16:30)
会場:全生庵
住所:台東区谷中5-4-7
アクセス:JR・京成電鉄「日暮里」駅 徒歩10分/東京メトロ千代田線「千駄木」駅(団子坂下出口)徒歩5分
拝観料:500円
web:「幽霊画展」特設ウェブサイト
全生庵
Feature 特集記事&おすすめ記事
Tags この記事のタグ