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posted:2018.8.3 from:秋田県上小阿仁村 genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Ayumi Kawamoto
川本あゆみ
かわもと・あゆみ●福岡県出身。大学進学を機に上京、現在東京都在住。福岡を離れたことで福岡の魅力、ローカルの魅力を再確認。年に数回の帰省は東京でがんばるための原動力。ハリネズミの動画を見るのが癒しタイム。
秋田県内でも最も高齢化と人口減少のすすむ上小阿仁村。
この秋田で一番小さな村が毎年夏に大胆な試みをします。
それが〈かみこあにプロジェクト〉。
今年で7年目を迎えます。
地域そのものが里山美術空間であるというコンセプトを基に、
村人が中心となり秋田公立美術大学の学生が協力し開催される手づくりの芸術祭です。
多様な人々との交流を図りながら、高齢化、人口減少に立ち向かい、
地域の魅力発信とにぎわい創出を目指します。
2012年に「大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレ2012」の
飛び地開催としてスタートし、
7回目を迎える今年は、八木沢会場、沖田面会場、小沢田会場の村内の3つのエリアにおいて
番楽や獅子踊りなどの伝統芸能競演や棚田を舞台にした野外音楽イベント、
廃校した小学校の音楽室でのライブパフォーマンスのほか、
県内外のアーティスト24組による現代アート作品の展示やワークショップが行われます。
2017年のかみこあにプロジェクトでは10年前に廃校になった旧沖田面小学校で
15組のアーティストのアート作品が展示されました。
小学校の使われなくなった机を利用した作品や
教室に展示された作品たちが廃校となった小学校に光を差しました。
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村人と村役場が一丸となり、そこに美大生らが協力して、芸術祭の企画、
記念グッズ開発、廃校となった小学校や棚田などの会場整備や当日の運営などにあたります。
今年も旧沖田面小学校の八木沢分校内と校庭を清掃し、
花壇に朝顔を植え、棚田にはソバの実を撒くなど
来場者を歓迎するための準備が念入りに行われています。
期間中はTシャツやトートバッグなどのオリジナルグッズの販売、
週末には八木沢週末カフェがオープン。
行った際にはぜひ立ち寄ってみてください。
大自然に囲まれた開放的な小さな村で
地域に残る風土や文化、現代アートに触れながら
夏の思い出をつくってみてはいかがですか?
【2018年出品予定作家】
内田聖良、大越円香、大野高輝、長内祐子、尾花賢一、貝塚歩、かみこあアニメ研究会、
空気ひとし、國政サトシ、齋藤瑠璃子、五月女かおる、高橋希、furniture studio KOKKOK、
永沢碧衣、長門あゆみ、西永怜央菜、船山哲郎、皆川嘉左ヱ門、皆川嘉博、三待あかり、
宮本一行、迎英里子、森香織、ヤッホー!(木村剛士、二宮諒、山本崇弘)
information
かみこあにプロジェクト2018
開催期間:2018年8月11日(土)~9月30日(日)
会場:秋田県北秋田郡上小阿仁村 八木沢会場、沖田面会場、小沢田会場 (JR秋田駅・秋田空港から車で約70分、大館能代空港から車で約25分) ※イベント開催日には、秋田駅から送迎バスが運行されます(予約制)。
Web:かみこあにプロジェクト2018
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