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posted:2017.7.30 from:岩手県大船渡市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年8月5日(土)から19日(土)まで、
岩手県と青森県の三陸沿岸地域にて、
〈三陸国際芸術祭 2017 ~営みからアートへ。~〉が開催されます。
2011年に東日本大震災の被害を受けた三陸沿岸地域は、
世界でも類を見ない芸能の宝庫なのだそう。
福島・宮城・岩手の三県だけでも、2,000以上の郷土芸能団体が存在するといわれています。
三陸国際芸術祭 2017は、同地から郷土芸能の魅力を発信するとともに、
夜神楽、ダンス、アート、映画祭など、ジャンルを超えたアートが集う芸術祭です。
8月11日(金・祝)、12日(土)は、震災から6年の歳月をへて、
今年の春にまちびらきをした岩手県・大船渡駅周辺にてメインプログラムを開催。
夜神楽やダンス、大型商業施設〈キャッセン〉や須崎川の親水空間を
彩るアートなどが楽しめます。
出演者は次の通り。
チルボン仮面舞踊 インドラマユ様式(インドネシア)
バジャウ族伝統舞踊(マレーシア)
黒森神楽(岩手県宮古市) 金澤神楽(岩手県上閉伊郡大槌町)
鮫神楽(青森県八戸市) 仰山流笹崎鹿踊り(岩手県大船渡市)
門中組虎舞(岩手県大船渡市) 赤澤鎧剣舞(岩手県大船渡市)
女川港大漁獅子舞まむし(宮城県牡鹿郡女川町)
岩手県立岩泉高等学校中野七頭舞(岩手県岩泉町)
大東京舞踊団(東京都)
和太鼓+ダンスユニット「まだこばやし」(東京都)
さんりぐのめぐさめんこアイドル・大船トリ子(滋賀県)
DANCE CREW いがったんたら(岩手県釜石市)
メインイベントとなる夜神楽では、
八戸の鮫神楽と宮古の黒森神楽、大槌の金澤神楽が、
インドネシアのチルボン仮面舞踊と共演。
圧倒的なエネルギーを体感できるまたとない機会となりそうです。
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注目は、〈井上信太とまちを彩る
ワークショップシリーズ vol.3 空とぶさんまプロジェクト〉。
昨年末から大船渡市訪れマグネットアート、バードハウスなどの
プロジェクトを展開してきた美術家の井上信太さんが
大船渡市の名物「さんま」でまちを彩ります。
8月11日は、須崎川ステージにて〈空とぶさんま出港式〉を開催。
まちの人たちが1匹1匹手作りした、3333匹の「さんまのぼり」がステージの上空を泳ぎます。
そのほか、〈ケセン イトナミ映像祭〉(8月11日のみ)や
〈コミュニティーダンス〜みんなでつくる、あそびダンス〜〉なども。
今年も盛り上がりそうですね!
2017年8月19日(土)は舞台が変わり、
青森県にて〈三陸国際芸術祭 2017 八戸種差海岸〉を開催。
日本で唯一の芝生の海岸、八戸種差海岸芝生地に
東北とアジアの芸能が集います。
こちらには、チルボン仮面舞踊(インドネシア)、鮫神楽(青森県八戸市)、
高館駒踊(青森県八戸市)、仰山流笹崎鹿踊り(岩手県大船渡市)が出演します。
見どころは、地元の鮫神楽と高館駒踊の60余年ぶりの公演。
くわしくは、公式サイトやFacebookをチェックしてみてくださいね。
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