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連載

〈キシル〉
日本が誇るヒノキを
みんなが欲しいものに変えていく

木のある暮らし
ーLife with Woodー
vol.047|Page 1

posted:2015.2.3  from:静岡県浜松市  genre:ものづくり

〈 この連載・企画は… 〉  日本の面積のうち、約7割が森林。そのうちの4割は、林業家が育てたスギやヒノキなどの森です。
とはいえ、木材輸入の増加にともない、林業や木工業、日本の伝統工芸がサスティナブルでなくなっているのも事実。
いま日本の「木を使う」時かもしれません。日本の森から、実はさまざまなグッドデザインが生まれています。
Life with Wood。コロカルが考える、日本の森と、木のある暮らし。

writer profile

Nobuhito Yamanouchi
山之内伸仁

やまのうち・のぶひと●編集/執筆。東京の下町で生まれ育ち、2010年に南伊豆へ移り住む。山のふもとで薪割りしたり、本をつくったり、子育てしたり……。目下の目標は、築100年を超える母屋の改築。

credit

撮影:岩間史朗

キシルからつながる静岡の森のはなし

富士山や南アルプスなど高地の針葉樹林から、伊豆半島の広葉樹林や海岸林まで、
静岡県には多様な森林が広がっている。県土の約3分の2が森林で、
スギやヒノキなどの人工林は約2300平方キロメートルにおよぶ。
なかでもヒノキ人工林は全国第3位の面積を有している。
全国と比較して、木の成熟度が10年ほど早く、
人工林の約85%が、資源として利用可能な林齢41年生以上の木となっている。

日光が地面まで行き届き下草が充実している天竜美林。

“日本のものづくり”を表現するのは日本の木で。

広大な浜名湖のお隣りにちょこんと佇む佐鳴湖。
緑に囲まれた湖のほとりに、キシルのオフィスとショップがある。
鉄筋やコンクリートなど無機質な素材が効果的に使われ、
木造部分の質感が程よく際立つ。
建物のまわりには、イロハモミジやヤマザクラなど、四季折々の日本の木が植えてあり、
木のタグに記されたQRコードをたどると、それぞれの木についても知ることができる。
キシルという社名は、古代ギリシャ語で“木”を意味するXYLに由来。
そして、“木”を“知る”という意味も込められている。

木に親しんでもらえるよう、〈キシルの庭〉にあるすべての木に名前とQRコードが記されている。

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