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神戸の色を文にする
〈ナガサワ文具センター〉の
神戸INK物語

CLASS KOBE - CLASSな神戸の物語 -
vol.012

posted:2016.3.12   from:兵庫県神戸市  genre:暮らしと移住 / 旅行

sponsored by 神戸市

〈 この連載・企画は… 〉  旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。

credit

文:左近智子(glass)
撮影:貝原弘次
Supported by 神戸市

神戸の風景を表現したオリジナルインク

このまちを訪れた人がよく口にするのは
「神戸の風景は忘れられないほど印象的」ということ。
もちろんこれは、神戸の人の自慢でもあります。
単に美しいまち並みがある、というのではなく、印象的に思えるのは、
「神戸の風景には色がある」からではないでしょうか。
例えばポートタワーの目の冴えるような赤、
神戸港のどこまでも続く蒼、六甲山の深い緑……。

万年筆で知られる〈ナガサワ文具センター〉のオリジナルインク
〈KobeINK物語〉は、神戸の美しい風景を色鮮やかに表現してくれている
「神戸が感じられる文具」です。
2007年に第一段として発表された“六甲グリーン”を皮切りに、
現在は54色で神戸の風物がインクとしてラインナップしていて、
いまやナガサワ文具センターのロングセラー商品。

煉瓦倉庫店がオープンした記念として、赤レンガの美しさを表現した“神戸レンガ”色のインクも登場。レンガのあたたかみ溢れる赤の色合いがキレイ。

〈KobeINK物語〉が開発されたきっかけは、阪神大震災にありました。
大好きな神戸のキレイなまち並みが見られなくなったことに
悲しみを覚えた開発担当者が、色でまちの美しさを表現して
発信しようと考えたのが始まり。

先述したように、神戸を表す色はたくさんあります。
そのなかでもインクの人気色は青系と緑系だそう。
神戸と言えば海と山に囲まれたまちのイメージが強いからかでしょうか。
シリーズ一番人気の“北野坂ナイトブルー“は、紙に落とすと黒に限りなく近く、
時間が経つにつれ、深みある蒼が濃く現れます。
それはまるで異人館からあふれるあたたかい灯りと、
夜がふけ始めた空の青さが混じり合った北野坂の光景が思い浮かぶよう。

〈KobeINK物語〉とセットで好評なのが、インクにペン先を直接浸して書いていく、ガラスペン(5940円~)なのだとか。

こんな神戸の色で、神戸の思い出を書き、
神戸のまちから手紙を出せば、本当にステキだと思いませんか?
文を綴りながら神戸のまちを思い描く、そして書く時間さえ愛おしくなる。
そんな文具があれば、神戸といつもつながっている感じがしますね。

2012年12月にオープンした、ハーバーランドにある煉瓦倉庫店。緑のドアと赤いレンガが印象的な店舗です。

information

map

NAGASAWA 
神戸煉瓦倉庫店

住所:兵庫県神戸市中央区東川崎町1-5-5 ハーバーランド煉瓦倉庫南棟

TEL:078-371-8130

営業時間:11:00~20:00

定休日:不定休

https://kobe-nagasawa.co.jp/

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