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連載

逗子の海と食材を知り尽くした
〈AMIGO MARKET〉で
テイクアウト!

NIPPON 47 Beer Spots&Scene!
全国、心地いいビールスポット
vol.007|Page 1

posted:2016.5.3  from:神奈川県逗子市  genre:食・グルメ

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〈 この連載・企画は… 〉  その土地ならではの風土や気質、食文化など、地域の魅力を生かし
地元の人たちと一緒につくった特別なビール〈47都道府県の一番搾り〉。
コロカルでは、そのビールをおいしく飲める47都道府県のスポットをリサーチしました。
ビールを片手に、しあわせな時間! さあ、ビールのある旅はいかがですか?

writer profile

Tomohiro Okusa

大草朋宏

おおくさ・ともひろ●エディター/ライター。東京生まれ、千葉育ち。自転車ですぐ東京都内に入れる立地に育ったため、青春時代の千葉で培われたものといえば、落花生への愛情でもなく、パワーライスクルーからの影響でもなく、都内への強く激しいコンプレックスのみ。いまだにそれがすべての原動力。

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撮影:斉藤有美

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Supported by KIRIN

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
神奈川でコロカルが向かったのは、逗子海岸〈AMIGO MARKET〉。

映画館にある軽食コーナーをオーガニックに

海水浴はしなくても、ビーチで太陽&潮風とともに過ごすのは気持ちがいいものです。
都心から近いビーチエリアとして人気の逗子海岸。
せっかくならちょっとしたピクニック気分で、おつまみとビールでも楽しみたい。
そんなとき、ビーチに持っていくのに最適のデリが逗子海岸のすぐ近くにあります。
〈AMIGO MARKET〉です。

オープンしたのは2015年6月。店主の井上園子さんはもともと、
お隣にある〈CINEMA AMIGO〉という映画館カフェのキッチンで働いていました。
現在の場所が空くことになり、AMIGO MARKETを構想したと言います。

店主の井上園子さん。ガラス越しのキッチンで調理中。

「せっかくなら、CINEMA AMIGOと連携したものがおもしろいねと、
CINEMA AMIGO館長の(長島)源ちゃんと話していたんです。
映画館にはホットドッグやポップコーンを買える軽食コーナーがありますよね。
あのような使い方をできるように、サンドウィッチやガレット、
フォカッチャ、デリなどの軽食を中心にしたお店にしたんです」と言う井上園子さん。

サーモンとクリームチーズのサンドウィッチと、平飼い卵とブルーチーズのサンドウィッチを注文しました。

フォカッチャは定番商品。

AMIGO MARKETのオープン以降、
サンドウィッチやデリなどを購入し、映画を観に行く人が増えました。
よくある映画館フードは、ちょっとアメリカンなファストフードという印象ですが、
AMIGO MARKETの場合は、オーガニックだったり、食材にこだわったもの。
それらの仕入れ先も、当たり前のように
地元のつながりのなかで顔の見える関係性ばかりです。

「例えば、野菜はどうする? パンはどうする? スイーツはどうする?
などと考えていくのが普通だと思いますが、うちの場合は、
このあたりでいいものを真摯につくっている人たちがたくさんいて、
迷う必要がありませんでした。
わざわざ新しい業者を検討する必要もなかったんですよね」

ショーケースの中にはデリ。季節の食材を使っているので、メニューはだいたい1週間ごとに変わるそう。

逗子、鎌倉、葉山エリアは、働き方も自然体の人が多く、
週4日営業のお店なんてザラにあります。
それは生産性や経済性というモノサシではなく、
ライフスタイルのなかで身の丈を大事にし、自分で責任を持ってこだわりたいから。

「ちゃんと食材を選んで、なるべく手づくりで、
自分が心地よく料理して働けるペースとなると、
実際にお店をオープンできるのは週4日程度というのは理解できます。
1日は仕込みや仕入れに使ったり、勉強やインプットの時間が必要。
そのくらいのペースでないと、いいものを提供していけないんです」

とはいえ、実は、井上さんが掲げるコンセプトに
「オーガニックなコンビニ」というものがあります。
なるべく多く店を開けていたいというのです。

「さきほど言ったこととは矛盾しますが、
営業日はなるべく減らしたくないので、週休1日にしています。
このあたりでは珍しいですよ。そういったカルチャーをリスペクトしながらも、
最適なやり方を考えていけばできると思って、いまは試行錯誤していますね」