colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧

news

〈北アルプス国際芸術祭2017〉
長野県、信濃大町にて
食とアートにフォーカスする
芸術祭がスタート!

コロカルニュース
vol.2093

posted:2017.5.19  from:長野県大町市  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

もうすぐ長野県大町市にて
〈北アルプス国際芸術祭2017 〜信濃大町 食とアートの廻廊(かいろう)〜〉が始まります。

6月4日(日)から7月30日(日)までのあいだ、
市内のあちこちで展示やイベントが行われ、
信濃大町の生活文化を表現する「食」と、その魅力を再発見する「アート」に出会えます。

総合ディレクターは北川フラムさん。
北川さんといえば〈大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ〉
〈瀬戸内国際芸術祭〉など、数々の芸術祭や
プロジェクトを手がけてきたアートディレクター。

「北アルプスの山々から流れ迸(ほとばし)る伏流水が潤す、
扇状地に囲まれた長野県大町市。
かつては水路が家の中につくられ、清らな水がまちの中まで流れ込んでいました。
また、水は豊かな森と生活文化を生み出し、
独自の美味しい食文化を創ってきたのです。

北アルプス国際芸術祭は、扇状地をつなぐ廻廊から山々を見遥かし、
青い天空を水場から仰ぐ試みです。
国内外から選ばれたアーティストは、南北の植物が混生し、
日本列島を縦に貫く特徴ある地形、歴史に向き合い、
鮮烈で爽やかなアート作品をつくりだすでしょう。
そして地域全体で取り組む食のおもてなしが
来訪者を楽しませてくれることでしょう」(北川さん)

かつて塩の道千国街道の宿場町として栄えた大町市街。町家造りの家々の床下には、今も当時から続く水路が流れています。

大地の芸術祭では〈こへび隊〉、瀬戸内国際芸術祭では〈こえび隊〉という
ボランティアのサポーターチームとともに芸術祭をつくってきた北川さん。
北アルプス国際芸術祭でも、地元をはじめ、全国から集まったボランティアの方たちが
お手伝いに参加し準備が進んでいるようです。

大阪の新世界で新しい祭〈セルフ祭〉を興したり、インドにまちがった相撲を広めに行ったりしているアーティスト、コタケマンさん。もう現地で制作に入っています! Photo:Tsuyoshi Hongo

次のページ
気になる参加アーティストは……

Page 2

参加アーティストは、
以前コロカルでも作品を紹介し話題になったクリエイティブチーム〈目〉、
川俣正さん、コタケマンさん、大岩オスカールさん、山下洋輔さん、
伊藤キムさん、ニキータ・アレクセーエフさん、リー・クーチェさんなどなど。
これは楽しみですね!

伊藤キム『激しい庭』(参考作品)Photo:Awane Osamu

制作が進む川俣正さんの作品

ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタなどにも参加し世界的に活躍するアーティスト、川俣正さん。Photo:Tsuyoshi Hongo

目『おじさんの顔が空に浮かぶ日』宇都宮美術館館外プロジェクト(参考作品) 〈目〉は、ディレクターの南川憲二さん、アーティストの荒神明香さん、制作統括の増井宏文さんによるクリエイティブチーム。

作品を発表するたびに話題をさらっている〈目〉の作品イメージ。今回はどんな作品で驚かせてくれるのか楽しみ。

次のページ
おいしそう楽しそう!YAMANBAガールズの〈おこひる郷土料理研究会〉

Page 3

おいしいプログラムを巡って信濃大町の食文化をいただきます!

大町市平猟友会のみなさん。

大町市は変化に富んだ山麓の地勢と気候により、
米も野菜もジビエも魚も楽しめる、食が豊かな土地。
この芸術祭では、そんな信濃大町の食文化にふれられる
おいしいプログラムがたくさん!

期間中は、料理研究家の横山タカ子さん(料理研究家)、
〈HATAKE AOYAMA〉総料理長の神保佳永さんをアドバイザーに迎え、
市内13軒のレストランにて地元の食材を生かした
オリジナルメニューが提供されます。

市内の飲食店の自慢の一品も紹介しています。写真は〈タカラ食堂〉の一品。

注目は、「食と語り部」で表現を行うアーティスト
〈YAMANBAガールズ〉によるプログラム。
YAMANBAガールズは、地域の民話や素材を生かした
まちづくりに取り組む、メンバー4名からなるユニット。
期間中は木崎湖畔の元旅館にて郷土料理を提供し、民話の語り部を行います。
これは楽しそうですね!

郷土料理研究家の長嶌先生とYAMANBAガールズの丸山令江子さん、平林信子さん、菅沢奎子さん、鈴木幸佳さん。

「おこひる」イメージ。おこひるとは、農作業の間に食べる軽食のこと。

YAMANBAガールズは、芸術祭開催までの毎月第3木曜日、郷土料理の試食会も開催しています。
写真は3月に開催された試食会のようすです。

写真:たつみかずき

YAMANBAガールズによる試作メニュー。「信州サーモンの押し寿司」(手前)、「花豆のあんこおやき」(左奥)写真:たつみかずき

メニューはやしょうま、信州サーモンの押し寿司、姫マスのすずめ焼き、
花豆のあんこおやき、そば粉おからすいとん汁など。
「やしょうま」というのは米の粉でつくった団子のおやつのこと。
最近では信濃大町でも食卓に上がらなくなってきているのだそう。
どんな味なのか気になります!

郷土料理研究家、長嶌先生のレシピをもとにつくられた「やしょうま」。見た目もかわいらしい! 写真:たつみかずき

全作品を鑑賞できるパスポートは、ただいま各プレイガイドにて発売中。
ぜひチェックしてみてくださいね。

パスポートのモチーフをデザインを担当したのは、ミナ ペルホネンの皆川明さん。信濃大町の「水」「木」「土」「空」から生み出されたデザインです。写真:たつみかずき

information

map

北アルプス国際芸術祭2017 〜信濃大町 食とアートの廻廊〜

開催日:2017年6月4日(日)〜7月30日(日)

住所:長野県大町市

チケット:一般 2,000円/高校生1,000円/小・中学生 300円

※6月3日までの価格です。開催期間中は価格が異なります。くわしくはこちら

※一部のイベント/施設には別途料金がかかる場合があります。

Web:北アルプス国際芸術祭2017 Facebook

Tags  この記事のタグ

Recommend