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クリエイティブツーリズムって?
〈ホテルエメラルドアイル石垣島〉
に見るクリエイティブ発信

コロカルニュース
vol.2022|Page 2

posted:2017.3.8  from:沖縄県石垣市  genre:旅行

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kentaro Takaoka
髙岡謙太郎

たかおか・けんたろう●千葉県出身。オンラインや雑誌で音楽、カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。インターネットがけっこう好き。

credit

写真提供:ホテルエメラルドアイル石垣島、石垣島クリエイティブフラッグ

Page 2

石垣島のクリエイティブの拠点

石垣市のクリエイティブな活動については、以前コロカルでも
〈石垣島クリエイティブフラッグ〉の取り組みを紹介しました。
これは2013年より石垣市が主催し、島のデザイナーやイラストレーターなどの
クリエイターをつなぎ、クリエイティブの力で島を盛り上げようというもの。

一般社団法人〈石垣島クリエイティブフラッグ〉の西村亮一さんと
石垣市観光文化スポーツ局観光文化課の宮良賢哉さんに、
その後の動きを聞いてみると、新たな拠点について話してくれました。

「市内にギャラリーをつくろうと思いましたが、
適当な空き物件がなかなか見つからず、進められなかったんです。
だったらと、ちょうど西村さんが立ち上げに関わっていた
リノベーションホテルのラウンジを、
アートスペースとしても使えないかと提案したところ、
ホテル側のコンセプトとも合致したこともあり、一緒に進めることになりました。
おかげで地元の人だけでなく、観光客も石垣島のクリエイターの作品に
触れられるようになりました」(宮良さん)

それが、市街地に建つ〈ホテルエメラルドアイル石垣島〉。
京都のアート&カルチャーを発信する〈ホテルアンテルーム京都〉を手がけた
〈UDS〉が、築30年のホテルをリノベーションしたホテルです。

2階にはギャラリーがあり、石垣島のクリエイターの発表の場として、
さまざまなジャンルのアート作品の展示を行い、クリエイターたちのハブになりながら、
石垣島のクリエイティブの中心地となることをめざしています。

ショップも併設され、クリエイターの作品やホテルのオリジナル商品を販売しています。
ラウンジはアートイベントのレセプション会場としても使用され、
この場でクリエイターと地元の人たち、そして来訪者の交流もあるそう。
ここから新しい石垣島のカルチャーが発信されていく、
そんな期待感にあふれた今後も注目のスポットです。

石垣島が取り組もうとしているクリエイティブツーリズムの根幹は、
すぐにウケそうなアートイベントを島に持ちこむのではなく、
島に住んでいるクリエイターやアーティストを育て、自発的に生まれる作品を通して、
地元の価値を高めていこうという点にあります。

そのためには、外のクリエイターやかたちにする人が島に魅力を感じて
行き来してくれるような、そんな場づくりをもっとしていくことが、
クリエイティブシティーならぬ、クリエイティブアイランドづくりに
つながるのではないか。そんな風に、島に関わるいろいろな人が考えているようです。
市役所そのものも、そのような場にしようという取り組みもあるようです。

ほかと違ったアプローチとなる石垣島の今後の取り組みに、目が離せません。

information

map

ホテルエメラルドアイル石垣島

住所:沖縄県石垣市美崎町7-14

TEL:0980-82-2111

http://isle.okinawa/

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