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トークゲストは町田康さん。香川
「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」
で猫づくし「猪熊弦一郎展 猫達」

コロカルニュース

posted:2015.8.20   from:香川県丸亀市  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

《題名不明》1987年頃 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

香川県丸亀市のJR丸亀駅前にある、
巨大な壁画やモニュメントが特徴的な
「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」。
「いのくまさん」の愛称で親しまれた、
丸亀市ゆかりの画家、猪熊弦一郎の名を冠した美術館です。
1991年のオープン以来、いのくまさんの作品を
常設展示しているほか、国内外の優れた作家による展覧会を行っています。
館内カフェも充実していて、市民が気軽に訪れて憩える、
開かれた美術館です。

ただいまこの美術館で、
企画展「猪熊弦一郎展 猫達」が開催中です。
猫は、いのくまさんが好んで描いたモチーフのひとつ。
夫婦ともに猫好きだった猪熊家では、一度に一ダースの猫を
飼っていたこともあるんだそう!
画家が、猫とともに暮らすなかで描いた猫の姿は、
写実的なスケッチ、シンプルな線描、
デフォルメした油彩画と実にさまざま。
美術館の収蔵作品のうち、「猫」をキーワードに洗い
直してみたら、なんと700点以上の猫絵が見つかりました!
展覧会では、それらの絵を、作風や技法、他のモチーフとの
組合せなど複数の視点からご紹介。
ユニークな「猫達」の姿を堪能いただけます。

《題名不明》1951 年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

《題名不明》1987年 ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

展覧会最終日の2015年9月27日(日)には、
作家でミュージシャンの町田康さんをゲストに迎えて
猫をめぐるトークを繰り広げる
クロージング・トーク「猫をえがく」を開催します。
猫を飼うことと猫を言葉で描くこと、
そして、いのくまさんの猫の絵のことなど、
猫についてたっぷり語っていただきます。
インタビュアーは、猫×クリエイターがテーマの
ウェブマガジン「ilove.cat」主宰の服部円さん。

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本も出版

Page 2

『猪熊弦一郎猫画集 ねこたち』

香川まで行くのが難しい、という方には、
猪熊弦一郎猫画集 ねこたち」をどうぞ。
この画集は、総登場猫数、690匹!
いのくまさんの猫愛あふれる猫絵の数々、そして
猫について書いた原稿も収録した猫満載の一冊です。
谷川俊太郎による特別寄稿も収録。
頭の中まで猫が住み込んでしまった画家による、
愛のデッサンをお楽しみください。
また、ilove.catによる猪熊弦一郎「ねこたち」ステッカー
などは、ilove.catストアから通信販売が可能です。
こちらもぜひ!

猪熊弦一郎「ねこたち」ステッカー 800円(税抜)

■「猪熊弦一郎展 猫達

会期:2015年9月27日(日)まで

時間:10:00−18:00(入館は 17:30 まで)

会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 展示室 A

住所:〒763-0022香川県丸亀市浜町80-1

観覧料:一般 950 円(760 円)、大学生 650 円(520 円)、高校生以下または 18 歳未満・

丸亀市在住の 65 歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

協力:ilove.cat

■クロージング・トーク「猫をえがく」

講師:町田康(作家、ミュージシャン)

日程:2015年9月27日(日)

時間:14:00〜

聴講料:無料

場所:2階ミュージアムホール

画集「猪熊弦一郎猫画集 ねこたち

本体価格:1,800円(税抜)

企画:ilove.cat

出版:リトルモア

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